概要
マカフィーテクニカルサポートでは、トラブルシュートの一環として、デバッグログ取得を依頼させていただく場合があります。
McAfee Agent(MA) for Windowsのデバッグログのログレベルは、レジストリ設定により行います。デバッグログはエラー出力の有無にかかわらず非常に多くのログを生成します。デフォルトのログサイズは1MBですが、デバッグログを収集するために、より多くのディスクスペースが必要となります。
デバッグログには、以下の3種類があります。
・Log Level 8
Agent_<computername>.log files,およびnaprdmgr.logのデバッグログを生成します。下記のトラブルシュートで利用します。
- エージェント通信
- パッケージおよびイベント送信の問題
- ポリシー適用
- プロパティ収集
- タスク実行
・dwDebugScript(Script Engine debub logging)
McScript.logのデバッグログを生成します。下記のトラブルシュートで利用します。
- 定義ファイル等のアップデートに関する問題
- アップデート等で利用されるスクリプトに関する問題
- マカフィー製品のインストール失敗(ePOの配備タスクを利用している場合)
- McScript_inuse.exeの問題
・McTray Debug Logging
MA4.5以降で、McTray.exeに関するデバッグログを生成します。トレイアイコンのトラブルシュートで利用します。
デバッグログに関するガイドライン
デバッグログを収集するためには、解決したい事象を再現させる前に、適切な設定を行う必要があります。再現できない問題の場合、後からデバッグログの設定を行っても、適切な情報を収集することができません。クライアント・サーバ間の問題の調査の場合は、事象再現前に、双方でLogLevel8の設定をする必要があります。調査に必要な情報がログファイルに含まれるよう、以下の説明を参考に、適切なログサイズを設定してください。ぎりぎり間に合うサイズではなく、十分に大きなログサイズを設定することを推奨します。ログ収集には十分なディスクスペースが必要です。
LogLevel8の設定手順
- VirusScan Enterprise のアクセス保護機能を無効にします。
- VirusScanコンソールを起動します。
- アクセス保護のプロパティを開きます。
- [アクセス保護] タブを開きます。
- 「アクセス保護の有効化」チェックボックスをオフにします。
- [適用]をクリックします。
- LogLevel8の設定を行います。
- [ファイル名を指定して実行] に“regedit” と入力し、[OK]をクリックします。
- 下記レジストリキーに移動します。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Network Associates\ePolicy Orchestrator]
※ Windows2008の場合は、下記になります。
[HKEY_Local_Machine\SOFTWARE\WOW6432Node\Network Associates\ePolicy Orchestrator]
[HKEY_Local_Machine\SOFTWARE\WOW6432Node\McAfee\ePolicy Orchestrator]
- “LogLevel”を右クリックし、[変更]を選択します。(存在しない場合はDWORD値として新規作成します)
- データを”8”に設定します。(10進数)
- OKをクリックします。
※ デバッグログを無効にする場合は、手動でLogLevelを7に変更する必要があります。
- LogSizeの設定を行います。
- 上記[ePolicy Orchestrator]キーを右クリックし、[新規] – [DWORD値] の順に選択します。
- 名前を”LogSize”に変更します
- “LogSize”を右クリックし、変更を選択し、ログサイズを入力します。
すぐに再現できる問題の調査の場合、”5”を入力します。(10進数)
すぐに再現できない問題の調査の場合、”10” を入力します(10進数)。
- レジストリエディタを終了します。
※ NOTE:デバッグログが有効になるまで約1分待つ必要があります。McAfee Framework Service サービスを再起動する必要はありません。
※ NOTE:ログサイズをデフォルトの1MBに戻す場合は、手動でLogLevelの値を1に変更する必要があります。
Script Engine debub loggingの設定手順
- LogLevel8の設定手順 の 手順1〜3を実施します。
- [ファイル名を指定して実行] に “regedit” と入力し、[OK]をクリックします。
- 下記レジストリキーに移動します。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Network Associates\TVD\Shared Components\Framework\]
- [Framework]キーを右クリックし、[新規] – [DWORD値]の順に選択します。
- 名前を”dwDebugScript”に変更します。
- “ dwDebugScript”を右クリックし、[変更]を選択します。
- “2”を設定します。(10進数)
- OKをクリックします。
- レジストリエディタを終了します。
※ この設定を無効にする場合は、上記DWORD値を削除します。
McTray debug logging の設定手順
- LogLevel8の設定手順 の 手順1を実施します。
- [ファイル名を指定して実行] に “regedit” と入力し、[OK]をクリックします。
- 下記レジストリキーに移動します。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\McAfee\Win32_GUI_Support_DLL]
- “debug_tracing”をダブルクリックし、データを1に設定します。
- レジストリエディタを終了します。
※ この設定を無効にする場合は、データを0に戻します。
※ McTray.exeはログオンユーザーの権限で動作するため、このデバッグログはログオンユーザーのプロファイルフォルダ配下に保存されます。そのため、MERツールではこのログを収集することができません。別途手動でログのコピーを取得していただく必要があります。
- Windows XP および Windows 2003の場合
- C:\Documents and Settings\<username>\Application Data\McAfee\Common Framework\DB\Support DLL\DebugTraceFiles\*.txt
- Windows Vista, Windows 2008 およびWindows 7の場合
- C:\Users\<username>\AppData\Roaming\McAfee\Common Framework\DB\Support DLL\DebugTraceFiles\*.txt
ログファイルの数は最大20個のファイルと1個のアクティブなログファイルとなります。各ファイルは最大2MBとなります。
掲載日 2012/04/18