<内容>
アプライアンスが同一ドメインの複数の受信者宛に電子メールを送信する場合、RCPT コマンドを連続で送信します。しかし、相手のメールボックスの状態によっては、このコマンド応答に対して 452 あるいは 552 エラーが応答される場合があります。初期状態ではアプライアンスはエラー応答された時点で RCPT コマンドの送信を停止し、OK の戻ってきたアドレス宛のメールのみを配送し、残りのアカウント宛の電子メールは遅延として扱います。このため、以下のような状況が起こることがあります。

この場合受信者Bに対するエラーが解消されるまで、受信者Cへのメール配送は行われません。その結果本来エラーが出ている受信者 B 以降の電子メールアドレスへのメール配送が行われなくなります。
この動作は設定ファイルの編集により変更できます。
※本手順はバージョン 4.5 Patch12 適用が前提となります。
<変更手順>
設定ファイルの編集手順についてはサポートQ&A 問題番号 SC06020702 をご参照下さい。
設定ファイル smtp.xml をテキストエディタで開いて、以下のタグを探します。
<Attr name="DeferOn452" type="bool" value="1"/>
value="0" に値を変更します。
<Attr name="DeferOn452" type="bool" value="0"/>
※タグは protocol_in と protocol_out (それぞれ 外部から、内部から に対応しています)の二箇所ございます。 必要に応じて片方だけあるいは両方を編集して下さい。
ファイルを上書き保存し、再圧縮し、アプライアンスに適用します。適用に際してアプライアンスの再起動、サービスの停止はございません。
本設定を変更することにより、受信者 B への RCPT コマンドのエラー応答があっても、続けて受信者 C への RCPT コマンドを発行し、全ての受信者宛の RCPT コマンド送信が完了してから、DATA コマンドを送信するようにアプライアンスの動作が変更されます。その結果、受信者 B 宛の電子メールのみが遅延として扱われるようになります。
E-mail and Web Security Appliance バージョン 5.0 では最初からこの動作について変更が行われていますので問題は発生しません。
掲載日 2008/12/26