【問題の詳細】
VirusScan Enterpriseをインストール後、バックアップソフト(ARCserve Backup Software)の夜間のバックアップジョブが停止し、イベントビューアに以下のメッセージが表示される場合があります。
イベント ID:5051
説明:プロセス *:\Program Files\Network Associates\VirusScan\Mcshield.exe のスレッドが要求を完了するまで 90000 分以上かかりました。
このプロセスを終了します。
Object being scanned = \Device\HarddiskVolume2\Program Files\CA\BrightStor ARCserve Backup\LOG\drifdll.log
【原因】
イベントID 5051はARCserve Backup SoftwareのLogファイルがかなり大きい場合、On-Accessスキャナがタイムアウトを起こしてしまいます。
90秒(注1)以内にスキャン終了しなかった為にMcshieldが異常停止しています。
90秒でスキャン終了しなかった原因は、ファイル破損・ファイルサイズ・該当タイミングでのマシンリソース不足など多岐な理由が想定されます。
注1:イベントビューアでは「90000分」と表示されますが、これは90000ms = 90秒の誤りです。
また、この90秒とは、
- スキャンのタイムアウト:45秒(デフォルト値)
- スキャンタイムアウト後にスキャンスレッドを開放するまでの待機時間:45秒
これらを足した合計が90秒という意味となります。その他、最大スキャン時間に設定できる数値は 9999 秒です。
【回避策】
以下の方法で、ARCserve Backup SoftwareのLogファイルを除外対象として現象が回避可能か、お試し下さい。
- VSE8.5iの場合
- 「VirusScanコンソール」を開きます。
- 「オンアクセススキャン」を右クリック ⇒ 「プロパティ」を選択します。
- 「すべてのプロセス」または「既定のプロセス」を選択します。
- 「検出」タブをクリックし、「スキャン対象外」欄の「除外」ボタンをクリックします。
- 「参照」ボタンをクリックし“名前/場所で指定”にdrifdll.log ファイルを指定します。
デフォルトの保存パスは以下です。
C:\Program Files\CA\BrightStor ARCserve Backup\LOG\
- 「除外条件」の”読み取り時”、”書き込み時”にチェックを入れOKボタンをクリックし終了します。
- 「VirusScanコンソール」を終了します。
- VSE8.0iの場合
- 「VirusScanコンソール」を開きます。
- 「オンアクセススキャン」を右クリック ⇒ 「プロパティ」を選択します。
- 「すべてのプロセス」または「デフォルトのプロセス」を選択します。
- 「スキャン」タブをクリックし、「スキャン対象外」欄の「除外対象」ボタンをクリックします。
- 「参照」ボタンをクリックし“名前/場所で指定”に ファイルを指定します。
デフォルトの保存パスは以下です。
C:\Program Files\CA\BrightStor ARCserve Backup\LOG\
- 「除外条件」の”読み取り時”、”書き込み時”にチェックを入れOKボタンをクリックし終了します。
- 「VirusScanコンソール」を終了します。
注意:除外するdrifdll.log の保存場所は、ARCserve Backup Softwareのバージョンによって異なります。
もし、C:\Program Files\CA\BrightStor ARCserve Backup\LOG\ フォルダが存在しないような場合、インストールパスなど変更されていかどうか、提供ベンダーへも合わせてご確認下さい。
掲載日 2008/10/02