環境:
McAfee VirusScan Enterprise 8.8 patch1 以降
McAfee VirusScan Enterprise 8.7i patch5
Double-Take Software 5.0.0.2654
概要:
この記事では、Windows OS 上でファイルを管理するソフトウェアとVirusScan Enterprise (VSE)などのアンチウイルス製品が提供するオンアクセススキャンの互換性に関する技術的な問題について説明します。
VSE 8.8 Patch1 以降および VSE 8.7i Patch5 以降では、McAfee のカーネルレベルのドライバは、 Windows および Windows 上で動作するアプリケーションとの利便性や互換性を向上させるために、Microsoft フィルタマネージャモデルに準拠したミニフィルタドライバを採用しています。この変更は、Microsoft Logo Kit バージョン 1.6 以降 のWindows Logo 取得を希望するすべてのアンチウイルスソフトウェアで義務化されています。ミニフィルタドライバモデルを採用することは、Windows 内部の機能と完全な互換性を持っていない、いくつかのサードパーティ アプリケーションのドライバとの潜在的な問題を顕在化させる場合があります。この問題は一般的に、バックアップソフトウェア、ファイルベースの暗号化ソフトウェア製品で確認されています。例えば、Double-Take Software では、すべての監視対象のファイルが何バイト変更されているかをモニタする為にドライバを利用しています。VSE がDouble-Take Software の提供しているドライバと共存していると、ファイルのコピーや移動時に 0 キロバイトのロックされたファイルが生成されてしまう場合があります。
VSEは多くのファイル管理ソフトウェアとの互換性をもっています。しかしVSEがインストールされた環境で、いくつかのファイル管理ソフトウェアとの問題が発生する可能性はあります。マカフィーは様々なベンダーの提供する製品について、これらの互換性問題の分析を行っており、いくつかの再発性をもつ問題を確認しています。
問題:
VSEとDouble-Take Software バージョン 5.0.0.2654がインストールされた環境で、 0 バイトのファイルが生成される場合があります。
原因:
VSEではオンアクセススキャンを実行するために、システム上のすべてのファイルオープンとクロージング処理をフィルタドライバによりインターセプトしています。Windows OSはフィルタドライバのスタックを生成します。互換性のないフィルタドライバは、このスタック内の位置に影響されやすく、スタック内でVSEのフィルタドライバの上に存在していた場合、データ破損の問題が発生する可能性があります。
解決策:
弊社では、階層化されたファイルシステムモデルとの互換性を持たないサードパーティアプリケーションをアンインストールすることを推奨しています。互換性のないサードパーティアプリケーションをアンインストールしておかないと、アプリケーションがデータにアクセスする時に、データ破損の問題が発生する可能性があります。
掲載日 2013/03/05