| [ vol.62 ] March 27, 2008 | |
| 仮想化時代におけるセキュリティ 〜人、プロセス、技術の視点から〜 | |
| 本メールは、セキュリティに関する最新情報やトピックス、対策に関する特集や考察など、セキュリティ強化に役立つ幅広い情報を毎月お届けします。 |
| 注目が集まる仮想化技術とは |
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ハードウェアを仮想化することでリソースを有効活用するという仮想化技術は、以前より存在しました。ストレージでは、 社内に点在するハードディスクの空き容量を1つのリソースプールに見立てて共有するソリューションとして利用されています。 しかし、ここ数年で企業における仮想化導入案件は急増し、それに伴うベンダー各社の動きも活発化するなど、仮想化技術の環境は一変しました。 ミック経済研究所が2007年12月13日に発表した調査報告書「サーバ仮想化ソリューション市場の実態と展望 2007年度版」でも、 同市場規模は2006年度で494億1,500万円に達しており、2007年度は前年度比52%増の751億1,500万円へ、2010年度には2,230億円規模に拡大すると予測されています。 ![]() 出典:ミック経済研究所「サーバ仮想化ソリューション市場の実態と展望 2007年度版」
現在、仮想化技術は大きく「サーバ仮想化」「ストレージ仮想化」「ネットワーク仮想化」「デスクトップ仮想化」の4つに分けることができます。 サーバ仮想化は、1台のサーバを複数のサーバとして活用する方法で、ストレージ仮想化は複数のハードディスクを1つのリソースに見立てて共有する方法です。 いずれもリソースの有効活用と投資効果の向上という目的がありますが、特にサーバ仮想化では昨今のサーバの性能が向上したことで、1つのアプリケーションだけで使用するにはオーバースペックになったという経緯もあります。 これに加えて、複数台をばらばらに運用するよりも負荷やコストが軽減できることから、1台のサーバに複数台を統合するサーバ統合またはシステム統合の一手法として採用されています。 ![]() ネットワーク仮想化は、ファイアウォールやルータ、スイッチなどのネットワーク機能を1台の機器に集約する方法です。 ネットワークインフラに依存する多くの企業において、事業継続性を実現するためにはネットワーク機器の冗長化や負荷分散化など、 あらゆる対策を講じる必要があります。その結果、ネットワーク機器が複数台配置され、構成は複雑になり、 運用面でもコスト面でも負担がかかるようになります。ネットワーク仮想化で機能自体を1台に集約できれば、メンテナンスも簡単になり、 構成変更も柔軟かつ容易になるというメリットがあります。 そして最後のデスクトップ仮想化は、あるサーバ上にOSやアプリケーションを稼働させて、それを複数のデスクトップ上に仮想的に表示するという方法です。 デスクトップ側で行った操作内容はネットワークを通じてサーバ側に送信され、その結果も同様にネットワーク経由でデスクトップ側へフィードバックされます。 代表的なものに、シンクライアントソリューションが挙げられます。仮想的なデスクトップ環境を構築することで、 デスクトップごとにOSやセキュリティソフトウェアのパッチ適用および障害管理を行う必要がなく、運用面とコスト面で大きなメリットが得られます。 |
| 仮想化技術の導入で考えるべきセキュリティの課題 |
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しかし、仮想化技術は良いことばかりではありません。仮想的にとはいえ実際のネットワーク環境を構築するのと同じことであり、 つまりは同様にセキュリティの問題が発生します。仮想化技術のセキュリティを考えるうえで、次の3つの視点で議論したいと思います。 いずれも切り離して考える問題ではなく、それぞれが機能して初めてセキュリティ対策としての効果が発揮されると考えてください。
1つ目は、人間面でのセキュリティ対策です。例えば、仮想化ソフトウェアのある機能では、管理者がグローバルレベルで無効化しても、 仮想マシンからアクセスしてきたユーザーが有効化できるものもあります。 複数の異なるOSやネットワーク機能が1台に集約されていることも、1台につき1アプリケーションという通常の設定管理では対応できない面もあるでしょう。 こうした仮想化特有の設定や問題をセキュリティの側面から整理し、管理者に対して教育することは、とても重要な点となります。 ![]() 2つ目は、プロセス面でのセキュリティ対策です。仮想化技術における構成の考え方や設定の概念などは、通常の物理ネットワーク環境と変わりありません。 しかし、ソフトウェア上で仮想的に管理する場合、必ずしも通常のアプローチが正しいとは限りません。 一番大きな問題は、構成や設定が簡単に変更できてしまう点です。例えば、仮想化ソフトウェア上にOSなどが搭載される仮想化環境では、 仮想化ホストに変更を加えてもファイルを変更するのと同じ扱いとなり、リブートなどを行わなくてもそのまま運用できてしまいます。 また、サーバやホストを簡単に作成、削除できるため、ライセンスを含めた資産の追跡ができなくなる可能性があります。 このほか、最近の複雑なネットワーク環境を再現できるよう、多くの仮想化ソフトウェアは多機能になっており、 マルウェアのように外部へ情報を送信する不正な仮想マシンですら作成できてしまう問題もあるため、 通常の物理ネットワーク以上にセキュリティ対策には注意を払う必要があります。 ![]() そして最後は、技術面でのセキュリティ対策です。どの仮想化ソフトウェアを採用し、仮想マシンのデータがどのように保護されているか、 デフォルトのセキュリティ設定で十分かどうか、認証方式は適切に設定されているか、仮想化環境のログや監査は実施されているかなど、 技術面で採りうるセキュリティ対策は確実に実施すべきです。 ![]() |
| 拡大する仮想化市場のセキュリティを支えるマカフィーの取り組み |
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マカフィーでは、こうした仮想化環境のセキュリティを提供するため、さまざまな取り組みを行っています。1つは、 仮想化ソフトウェアを提供するVMware社の市場No.1シェアを誇る「VMware ESX Server 3i」のOEM契約を締結し、 同プラットフォーム向けに仮想セキュリティアプライアンス「Messaging and Web Security Virtual Appliance」を開発することです。 仮想アプライアンスは文字通り、仮想サーバ内に構築する仮想的なアプライアンス製品のことで、物理的な製品版と同じ機能性を持ちながら、 低コストかつ簡単に導入できるのが特長です。さらに、ソフトウェアベースで試験版を導入して製品評価を簡単に行えるほか、 実環境における影響分析やバッチ適用およびアップグレード時のテストなどを低コストで実施できるなど、数々のメリットが期待できます。 「Messaging and Web Security Virtual Appliance」は現在ベータ版開発の段階に入っており、 マカフィーのホームページからは30日間使用可能な無料評価版をダウンロードできます。 このほか、「McAfee Network Access Control 3.0」のベータ版を始めとする各製品では、 サーバ仮想化技術が組み込まれているマイクロソフト社のOS「Windows Server 2008」のサポートも行っています。 企業のセキュリティポリシーに基づいたアクセス制御を実施する同OSのNAP(ネットワークアクセス保護)プラットフォームに対応し、600項目を超えるヘルスチェックを標準提供することで、 より強力なアクセス制御を実現します。 さらに、Windowsサーバの仮想化テクノロジやMicrosoft Virtual PCイメージに独自機能を追加し強化する「McAfee VirusScan Enterprise」でも、Windows Server 2008のサポートを予定しています。 ハードウェアやソフトウェアを集約し、運用の手間やコストを軽減する仮想化技術は、今年もさらにニーズが高まり、 中小規模企業市場を取り込みながら裾野を拡大させていくと見込まれています。しかし、その効果を最大限に活用してメリットを享受するには、 仮想化環境のセキュリティを忘れてはなりません。目の前の利点だけを見るのではなく、 先を見据えたネットワーク全体のセキュリティ対策を講じる冷静さが、仮想化技術を制する鍵となります。 「Messaging and Web Security Virtual Appliance」トライアル版のダウンロード >> |
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今月の製品ピックアップ
「McAfee Secure Internet Gateway」 セミナーのご案内 マカフィーではライブデモを含め現在さまざまなセミナーを開催しておりますので、ぜひご参加ください。 |
| 発信元: マカフィー株式会社 マーケティング本部 TEL: 03-5428-1100(代) ・本メールは、HTMLまたはテキストのいずれかの形式で購読できます。セキュリティに対する配慮からテキストバージョンをご希望の場合は、お使いのメールソフトでテキスト形式が優先表示されるよう(もしくはHTML表示をオフに)設定してください。 ・ご質問はjapan_tech-newsletter@mcafee.comまでお願いいたします。本メールへの返信ではお答えができませんのでご了承ください。 ・本メールは、以前弊社に資料をご請求いただいたお客様、弊社製品にご興味を持っていただいたお客様にお送りさせていただいております。今後の配信を希望されない場合、お手数ですが、こちらにて配信停止手続きをお取りください。 ・著作権はマカフィー株式会社またはその情報提供者に帰属するため、掲載記事の無断転載を禁じます。 |