このような状況を何とかしたいものだと思案していた際に出会ったのがManaged Total Protectionです。まず更新が全自動であるという点が魅力的であったし、動作も軽いという説明でした。さらにサーバが不要であるというのもシンプルで良かった。サーバという物は立てたが最後、それがちゃんと動くよう落ちないように、常に目を光らせていなければなりませんが、正直、ウイルス対策のサーバにはそこまでの手間は使いたくありませんでした。この他、導入事例も調べました。Web上の事例には中小企業の物が多かったので、大規模環境で動作できるのかどうか少々気がかりでしたが、よく見ると岡山県さんでは18000台で稼動しているとの事例もあったので、ならば大丈夫だろうと思いました。
その後、いくつかの検討過程を経た後、Managed Total Protectionの採用が決定しました。ちょうどこの年は、出先機関へのパソコン一人一台体制を完遂する年でもあったので、それに併せて、Managed Total Protectionを、本庁と出先機関とに全面導入することにしました。
実は、香川県のシステムは、ゲートとサーバとグループウエアのところは昔から他社製品が導入されております。ゲートとサーバとグループウエアまで固めているなら、まさかクライアントのところまでウイルスが来ることはないだろうと思うのですが、やはり来てしまうことがありますね。例えばグループウエアの対策ソフトの定義ファイルは手作業で更新しているのですが、どうもその更新の狭間を縫って、クライアントまでウイルスがすりぬけて到達してしまったようです。この時はManaged Total Protectionの全自動更新のしくみの良さを実感いたしました。
私は、ちょっとしたシステムだったら自分で自作してしまうという主義なんです。その方が外注するより早く確実で小回りが利きますし、費用も浮きますから。これまでにも施設予約システムや研修受付システム、職員録、庁内イントラ用掲示板、電子アンケートなど、いわゆる「ちょこちょこしたシステム」については、さっさと自分で作ってしまうことにしています。正直言って、こうした作業ですとかセキュリティポリシーのeLearningシステムですとかの方が、ウイルス対策よりも、県庁職員の業務改善に役立っているという実感が持てますね。ともあれManaged Total Protectionによって砂を噛むような更新作業が軽減され、のみならず定義ファイルの更新浸透度も向上した現状を嬉しく思っております。ウイルス対策のみならずセキュリティ全般に言えることですが、100%のセキュリティは0%の生産性につながりかねないので、そのバランスは最適調整しなければなりません。そういう観点から言えばManaged Total Protectionは非常に「程よい」製品だと思います。Managed Total Protectionによって削減された手間と労力は、今後そっくりそのまま県民サービスの向上のためのシステムづくりに持っていこうと考えております。そのためにも今後も優れたサービスと製品を提供していただけるよう期待しております。