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導入事例

「VirusScan ASaP」と「Managed VirusScan」は、「Managed Total Protection」の旧製品名称になります。

北海道宗谷支庁 稚内市教育委員会
■業種:教育■導入製品:Managed Total Protection ■導入台数:450台

今回は北海道宗谷支庁 稚内(わっかない)市教育委員会の先進事例をご紹介します。木村様にお話を伺いました。今回は稚内市の文教PC整備の小史が分かる事例となりました。

宗谷湾17キロをまたいだ壮大なレーザー無線LANの話や、日本では始めて情報メディア学部を設置した北星学園大学の話など、稚内の情報化はなかなか凄いことが判明しました。




--- 稚内市では現在21の小中学校のパソコン教室に約440台のPCが配備され、そこでのウイルス対策としてManaged Total Protectionが採用されています。稚内市の学校でウイルス対策を本格的に行うようになったのはどういった経緯からでしょうか。

経緯を話すとなると、学校へのPC配備の過程を最初から話した方がいいかもしれません。

--- わかりました。ではPC配備の経緯を順々にお話願えるでしょうか。

学校にはじめてPCが来たのは平成3年ごろです。この時はPanasonicのETというマシンでした。

--- 平成3年というと12年前。ずいぶん早いですね。そのPCで生徒たちは何をしていたのでしょうか?

昔のことなので正確に覚えていませんが、グラフィックの練習などを通じてパソコンに慣れる、そういった授業だったと思います。

--- しかし12年前といいますと、まだWindowsもなかった時代ですね。

でもETの時は、LANを張ってましたね。当時のハブボックスはずいぶん大きかったです。

--- 12年前からLANですか! ちょっと驚きました。



つぎにPC環境が変わったのが95年ごろです。この時はWindows95マシンが一校につき2,3台ぐらいでした。この時はLANもなし。95年だからまだネットはなし。ウイルスが入ってくるはずもないので対策も特にしておりませんでした。


--- その次の変化はいつでしょうか。

平成11年、つまり1999年です。この時、主要中学校4校に、パソコン教室を作りました。一校につきWinidows98マシン42台を配備。内訳は、生徒用が40台、先生用が1台、そしてサーバが1台です。

--- サーバがあるということはLANを張ったということですね。

はい、そうです。ちなみにウイルス対策をはじめて導入したのもこのときです。といっても当時はまだインターネット接続はしていなかったので、対策はサーバのみでした。この時はマカフィーでない他社製品を使っておりました。


--- ところでパソコンというのは時間割としてはどの科目で勉強するのでしょうか?

技術の時間です。

--- ああ、技術ですか。私の年代ですと、中学校の頃は金づちとノコギリで本箱を作ってニスを塗ったりしていましたが、今はパソコンの勉強をしているわけですね。

本箱などは今でも作っていると思いますが、それとは別個にパソコンの授業が月に2〜3回あるわけです。

--- どんなことをやっているのですか。

詳細までは知りませんが、ワープロや表計算の練習、ホームページ作成実習などだと思います。

--- 読み書きソロバンついでにパソコンというわけですね。

そういうことです。

--- ブラインドタッチの練習もしたりするのですか。

やっているみたいですよ。家にPCがある生徒の場合、下手をすると先生より上手い生徒もいるようです。


--- 次に変化があったのはいつですか。

翌年の平成12年には併置校7校と中学校1校へパソコンを導入しました。

--- 併置校って何ですか。

田舎の方の、小学校と中学校が一緒になっている学校のことです。この場合は小さな学校なので一校につき約10台ずつぐらいの配備です。


--- その次の変化は?

翌年の平成13年です。この時は小学校9校に同じことをやりました。ちなみに中学校では、40台を導入、つまり一生徒一台でしたが、小学校では二人一台の体制でした。

--- ちなみに中学校ではパソコンは技術の時間に勉強するとのことでしたが、小学校ではいつやっているのですか。もしや家庭科の時間ですか?

いろいろな目的に使えるフリー授業タイムですとか、そうした時間をやりくりして当てているようです。ちなみに平成13年には各学校の職員室にもPCを1台ずつ配備しました。このPCはメール使用が可能でした。

--- メールはどんなことに使っていたのですか?

教育委員会との連絡などです。このPCはネット接続ありということで、先に述べた他社製品で対策をしました。


ちなみに平成13年から14年にかけては稚内市の学校LAN環境に大きな変化がありました。稚内には稚内北星学園大学という大学があります。ここは全国ではじめて情報メディア課を新設するなど進んだ大学です。この北星大学で、「地域ネットワーク」というプロジェクトが起きました。大学を中心に市内の中高校をLAN接続したのです。

--- 回線はどうやって工面したのですか?

無線LANを使いました。

--- え、無線ですか? といっても各学校同士の距離は相当に離れていますよね。そこまで無線を飛ばすとなると北星大学側に大きなアンテナでも必要になると思うのですが。

レーザーを使ったようですね。

--- は、レーザー? レーザーってあのレーザーですか?

うーん、これは写真を見せたほうが早いですね。こちらの北星大学のホームページをご覧ください。

--- うわ、これは本当にレーザーだ。あー、照準合わせのためのモニタまでありますね。

レーザーは直進性が高いので、「狙撃」という感覚が必要です。狙いを外すとLANが落ちます。

--- あ、ホントだ。「触るな。触ると稚高のLANが落ちる」という張り紙がしてありますね。しかし無線LANと言うと、駅構内とかマクドナルドの店内とか事務所ワンフロアそれぐらいのイメージしかなかったのですが、学校間無線LANですか。。。。ほとんど放送ですね。

最長では、宗谷湾をまたいだ17キロの距離を、大学から宗谷中学めがけてLANビームを飛ばしているということもあります。

--- はあ、湾をまたぐわけですか。。。。驚きですね。。。。

稚内ではADSLの普及はまだ十分ではありません。しかしこのレーザー無線LANによって、日本最北端の中学校がブロードバンド化されたのです。

参考資料:
- 稚内地域実験研究ネットワーク構成
- 地域ネットワーク写真集


--- さて、稚内の文教PC小史もいよいよ大詰めです。次に来るのはパソコン教室内へのインターネット導入のような気がするのですが。。。

はい、その通りです。平成14年になって、いよいよ生徒も電子メールを使ったり、Webを表示させたりできるようになりました。授業内容もワープロや表計算に加えて、電子メールの書き方、使い方というところまで拡張されたわけです。

--- ついにネット接続が始まったというわけですね。ではウイルス対策の方も。。。。

パソコン教室のPC約400台すべてに導入しました。いよいよネット接続が始まり、外部との接触面が増えたので、当然、ウイルスが進入する可能性も増えてきたからです。この時も、今まで述べてきた「他社製品」を全PCに導入しました。


--- なるほど。そして翌年、つまり今年2003年3月よりそれら440台の対策がManaged Total Protectionに入れ替わったわけです。Managed Total Protectionをお選びいただいた理由はどのようなものでしょうか。

いや、別にManaged Total Protectionを「選んだ」というわけではなかったのです。

--- え? と言いますと?

ああ、これはちょっと説明が必要なようですね。ウイルス対策ソフトに限らず、学校でソフトウエアなどを購入するときは、Managed Total Protectionを選ぶとか、**社の**製品を指定するといったことはしません。そうではなく、学校のパソコン教室という「環境」、生徒のPC学習という「用途」、さらに、各学校の先生による「管理」など様々な要素を勘案し、その上で、そうした条件を「仕様」という形で文書化します。各企業には、その仕様に適合したソフトウエアをご提案いただき、最後に入札という形で、最適価格の製品を選定するのです。

--- なるほど、つまり、まず製品ありきではなく、まず仕様ありきということですね。

そういうことです。

--- 今回はどのような仕様を指定したのですか?

「更新が全自動であること」や「学校内にサーバを立てないで済むこと」などです。


--- そのような仕様にした背景は何ですか?

以前、対策ソフトを導入しているにも関わらず、校内PCにウイルスが侵入してきたことがありました。どうも理由はパターンファイルを更新していなかったことらしい。そしてウイルス駆除にあたり、結局二日がかりになったとのことです。これはちょっとこの先生が気の毒だと思いました。

--- 確かに気の毒ですね。

こうした経験によりパターンファイル更新の重要性を痛感したわけですが、しかしこれを各学校の先生方が自分で気をつけて行うというのはどうにも無理があります。そこで、更新が全自動の製品が良いと思ったのです。

--- なるほど。



また各学校にサーバを別立てしてウイルス対策の管理を行うことは費用の面からも保守の面からも無理があります。そこで「管理サーバが必要ない製品」という仕様にしました。

--- 稚内21校にそれぞれサーバを置くと21サーバ分のハードウエア費用がかかるわけです。ウイルス対策にそこまでお金をかけるのはちょっともったいないですね。

Managed Total Protectionは、こうした仕様に適合しており、かつ価格も順当であったので、最終的に採用された、とこういうわけです。


--- 現在Managed Total Protectionの使用感はいかがですか。

学校側からは何の苦情も上がってきておりません。こうしたウイルス対策製品の場合、苦情がないということはイコール好評と考えてもよいので、まずは問題ないと思います。先生によっては、「以前に比べてラクになった。迷いがなくなった」という声を寄せてくださる方もいます。

--- 「迷いがない」と言いますと?

Managed Total Protectionはユーザーが操作する部分がほとんどないですよね。操作ボタンが多いと、いざウイルスが出た時に迷うじゃないですか。いったいどのボタンを押すのがベストの選択なのであろうかと。Managed Total Protectionは触るボタンがないので、最初から迷う必要がない。全部ソフトまかせにできる。そういうことだと思います。

--- なるほど。この他、管理レポートはお使いいただいておりますか。

はい、週に一回ぐらいの頻度で私が見ております。各学校のPCについては現場運用は各学校におまかせしておりますが、ウイルス対策などの統括管理は教育委員会が行います。つまり各学校で万が一ウイルス事故があった場合にはすばやく支援しなければなりません。そのためには普段から全体の動向をつかむことが重要です。Managed Total Protectionの管理レポートはそのためのツールとして有用です。


--- なるほど、まずはManaged Total Protectionがお役に立てているようで光栄です。さて平成2年から14年までの稚内文教情報化小史をうかがってまいりました。今後の未来に向けての計画などございますでしょうか?

平成17〜18年を目処にして稚内中心街に光ケーブルを張るつもりです。はじめは市役所や公共施設を結ぶものになるでしょう。稚内はご存知のとおり、日本の北端、てっぺんにある市ですが、情報化については「最北端は最先端」を合言葉に、北星学園大学とも協同して、今後も先端的な取り組みを推進していきたいと考えております。

--- 今日は貴重なお話を有難うございました。


稚内空港の近辺には大きな湖がありますが、これの名前は「大沼」です。ここにはたくさんの白鳥が渡ってきます。私は白鳥というと動物園ですとかセントラルパークですとかそういう所にしかいないように思い込んでおりました。

また抜海港にはゴマフアザラシがたくさんいます。これは観光化するために餌付けして呼び寄せたとかそういうことではなく、普通の港にカモメやウミネコや野良猫がいるがごとく、ただ単にアザラシの群れがいて、みんなでテトラポットに寝転んでいるとのことです。なお、ゴマフアザラシとテトラポットは色が似ているので、パッと見まぎれてよくわからないとのこと。

---※:本ページ内の美しい風景写真は、以下のサイトよりお借りいたしました。各サイトに御礼を申し上げます。
  • 北星学園大学フォトアルバム
  • 南極観測樺太犬
  • 北海道開発局
  • 宗谷ファンロードコミュニティ




    取材日:2003年10月

    上記の使用感がすべてのお客様で実感できることを保証するものではありません。詳しくは弊社パートナー、弊社営業、またはこちらまでお問い合わせください。