鴻池運輸では、国内主要港にある国際物流部門で、従来よりMcAfee ePolicy Orchestratorを導入し、McAfee Active Virus Security Suite (以下AVSスイート)によるウイルス対策を行ってきました。300台を超える国際物流部門のクライアントにはePolicyエージェントをインストールし、ゲートウェイ製品との併用でセキュリティを実現してきました。しかし、近年急激に増加してきたスパイウェアなどの脅威にも対処すべく、AVSスイートからMcAfee Total Endpoint Protection for Enterpriseに切り替えることで、均質かつ包括的なセキュリティの実現を決断しました。
Total Endpoint Protection for Enterpriseの機能を見ていくと、サーバ、デスクトップ双方へのウイルススキャンのほかに、McAfee Anti-Spyware for EnterpriseやMcAfee Host Intrusion Prevention(以下、Host IPS)が含まれます。 AVSスイートではMcAfee VirusScan for EnterpriseとePolicy Orchestratorによる統合管理の機能をもっていましたが、スパイウェア対策やIPSは搭載されていませんでした。 Host IPSは定義ファイルがまったく対応していないマルウェアが、PCの中で実行されようとするとその振る舞いを判別しリアルタイムにブロックします。トロイの木馬やスパイウェアによる通信を阻止するわけです。定義ファイルの更新の有無に依存することなくデスクトップPCやモバイルPCなどのセキュリティを確保可能です。また、モバイルPCが社内にある場合と社外にある場合で、ファイアウォールの使用ポートの定義を変えることができます。このため、社外での使用によってモバイルPCがウェブ経由で感染したとしても、そのワームの拡がりを抑えることができます。
鴻池運輸では従来ePolicy Orchestratorサーバを構築していたため、クライアントへの展開作業はリモート実行が可能で、導入作業は短期間でスムーズに進み、現在大詰めを迎えています。Total Endpoint Protection for Enterpriseによるマルウェア対策も本稼動します。 今後の展開としては、今回のTotal Endpoint Protection for Enterprise 導入をファーストステップとしていきたいとのことです。具体的には、同社のePolicy Orchestratorサーバ構築を支援したSIerの関西総合システムと協力して、ネットワーク脅威に対応した製品を導入する事で、ますます複雑化する脅威に対応できる、より包括的なセキュリティを構築していく予定です。