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導入事例

日本軽金属株式会社
■業種:鉄鋼、金属■導入製品:VirusScan NetShield ePolicy Orchestrator e500 GroupShield Domino■導入台数:約6000台

今回は日本軽金属(株)の先進事例をご紹介いたします。総合企画部の岡村さま、尾崎さまと、グループ企業である日軽情報システム(株)の齊藤さまにお話を伺いました。

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2003/8/19更新情報

現在、Lovsan(MSブラスト)およびNachiというウイルスが猛威を奮っておりますが、この2ウイルスに対する対応状況を尾崎様に電話でうかがいました。


-- Lovsanは日軽金様に来ましたでしょうか

来ようとはしていたみたいですが、ファイアウオールのポートが予め締めてあったので侵入されることはありませんでした。

-- ということはワクチンではなくファイアウオールの方で防御したということでしょうか?

いや、ウイルススキャンがLovsanを発見した例もありましたよ

-- と言いますと?

モバイルユーザーのPCで何件か発見されました。こちらはファイアウオールの範囲外となります。ですが、サポートのKさんからの連絡を合図に定義ファイルを一斉に更新していたので大丈夫でした。つまりウイルスが入ってこようとはしたけれども対策ソフトで防いだということです。

-- なるほど。では19日に危険度「中」で警告されたNachiウイルスについてはどうですか?

Nachiはまだ日軽金には来ていないようですね。定義ファイルは更新してしまったので、来たとしても防げるでしょう。特に気にしていません。

-- ただいま2003年6月6日午後2時ですが、実は本日の深夜早朝より、バグベア.bウイルスを危険度「高」ということで警告しております。日軽金さまにおいては状況はいかがでしょうか。

そのウイルスでしたら御社エンタープライズサポートのKさんからもすでに電話連絡があったので、当社でも対策準備を整えました。今のところ特に問題ありません。

-- それを聞いてまずは安心いたしました。





さて日軽金さまというと、アルミニウムのトップ企業ですが、アルミというのはいわゆる製鉄とはノウハウが違うのでしょうか?

一般の製鉄というのは非常に単純化して言うと、鉄鉱石を高熱で煮て「お湯」にして、それを冷やして伸ばして作るものですが、アルミの場合、ボーキサイトを地金にする段階で化学的工程、電解的工程が多く発生します。つまりアルミナ粉末や地金を作る際には大量の電気が必要になります。そういうわけでアルミ地金は電力の安い国、水力発電が進んでいる国でないと大量製造は難しく、実際、新地金は、アメリカ、ロシア、中国、カナダの四国で生産量の半分を占めています。

日本の場合、率直に言って、電気が安い国ではないので、アルミ地金はほとんど作られておりません。当社でも地金はほとんどが輸入に頼っていますが、しかし特殊な物に限り、国内で生産しています。というのも日軽金は自前のダムを持っているので、そこで水力発電が可能なのです。

-- えっ、自前のダムって、それってつまり自社ビルならぬ自社ダム、マイ・ダムですか?

まあ、そういう言い方をすればそうなるのでしょうか。『自社ダム』は山梨にあります。とにかくこれぐらいの設備を備えていないとアルミ地金の生産というのは無理なのです。ちなみに地金ができてしまえば、その後の加工ノウハウは通常の鉄鋼と、本質的には同じです。まあ、アルミの方が可塑性は高いので加工は容易といえば容易ですね。ちなみにアルミナ粉末の意外な用途としては、歯磨き粉の研磨剤、あれ実はアルミナです。その他、天花粉にも使われています。

-- なるほど、アルミというのはけっこう興味深いものですね。





-- さて、日軽金さまのウイルス対策ですが、これを本格的に開始したのはいつ頃からでしょうか。

日軽金は、カナダのアルキャン社と関係が深かった時期があり、社内ネットワークの整備についてもアルキャン社と連携して行なっておりました。98年ぐらいからフレームリレーの全国ネットワークやNotesグループウエアなどの導入を進めましたが、その流れの中で先方からの推薦もあり、導入したのがネットワークアソシエイツ(マカフィー)さんのウイルススキャンです。

導入当初はFD回覧による定義ファイル更新などを行なっておりましたが非常に面倒でした。しかし当時はExcelマクロウイルスLarouxやHappy99などが繁殖を始めた時期でしたので、社内のウイルス対策管理体制にもそれに見合った拡充が必要となりました。

ちょうどこの頃、社内ネットワークの拡充に伴い、Windows NTのドメインコントローラが各地に立ち始めた時期だったので、これを転用して簡単なウイルス定義ファイル管理システムを自作することにしました。しくみは、1): 東京本社でウイルス定義ファイルをダウンロード取得する 2): 各地のNTサーバがそれを取りに行く。3): 昼の12時になったら各クライアントはそれを取りに行く、というものです。要するに「親 → 子 → 孫」へのピラミッド降下展開です。



さて、しかしながらネットワークアソシエイツ(マカフィー)さんの方で、ePOという統合的な管理ツールを発売したとのことで、調べてみたところ、こちらを使えば定義ファイルのみならずエンジンも更新でき、さらに更新状況やウイルス阻止状況のレポートも見られるということであり、なかなか便利なので、今後は自社更新システムからePOに切り替えていこうと思います。

現在、ePOについては、グループ会社の日軽情報システムのクライアント約200台でテスト展開しております。現状、ウイルス定義ファイルの更新その他において、運用上、特に問題はありませんので、今後は順次、日軽金グループ全体の約6000台のPCをePOで管理していきたいと考えています。ちなみに当社では新システムの導入においては、まず日軽情報システムで導入して、問題ないようであれば日軽金全体に展開するという順序を取るのが通例です。





-- 全国6000台のPCへのePOエージェントのインストールはどのように行なう予定でしょうか。

イントラネットに置いたファイルを自分でダウンロードして自分でインストールしていただくよう、全国社員に通知を出す予定です。とりまとめや進捗管理については、全国各地に本業と兼任してシステム担当となっている方がおられますので、その方々に協力を仰ごうと思っています。ちなみに購入ライセンス6000台です。うち3000台が日軽金本社およびグループ会社への割り当て、そして残り3000台が新日軽という非常に大きなグループ会社への割り当てとなっております。最初は、新日軽以外の3000台への展開が先行することになるでしょう。

-- ePOサーバは何台立てる予定ですか?

テスト運用での実績から考慮しても、6000台ぐらいの管理であれば中央ePOサーバー1台で楽勝であろうと見込んでおります。

-- 全国の拠点数はどのぐらいになりまか?

営業所と工場が全国に約50拠点。物流関係で約200拠点ぐらいになります。各拠点間の回線太さですが光ファイバーが引いてある所で100MBが基本ですね。

-- ePOについては導入前に一日トレーニングにご出席いただいております。こちらはいかがでしたか。

座学ではなく、機器を触って実習できるのがよかったですね。あれで大体のノウハウというか要領というのがつかめました。少人数制であったこともあり、中身が程よく濃かったことも良かったですね。



-- e500ゲート対策アプライアンスも導入していただいております。どのようにお使いですか?

こちらはe500計2台を使って、HTTPプロトコルのウイルス検査をしております。以前は、WebShield Solarisを使っておりました。これをCPUが4つぐらいついているようなハイスペックマシンにインストールして、いわば自家製アプライアンスを作ったような形で運用しておりましたが、今年からe500に移行いたしました。





-- パフォーマンスはいかがでしょうか。

実は、2001年5月頃にe500が発売された当時に、ネットワークアソシエイツ(マカフィー)さんから機器を借り受けて、社内でHTTP検査のテストをいたしました。その時の印象は、「SMTPはともかくHTTPに関してはまだまだこれからだなあ」というのが正直な所でした。しかし2003年初頭よりver2.5で運用を始めましたが、ドライバまわりがずいぶん改善されたようで、今やぜんぜん問題がない。非常に快適に動いており、びっくりするぐらいのレスポンスで、変な言い方ですが、本当にスキャン検査しているのかどうか心配になるぐらいです。WebShield Solarisの頃は、ファイルのダウンロードを開始して、数分経過した後で、タイムアウト。。。。という非常にフラストレーションの高い状況もあったのですが、今はそういうことはまったくなくなりました。




-- HTTPウイルスの検出状況はいかがでしょうか。e500はePOとの連携も可能で、e500で検出したウイルスのレポート管理をePOで行なうことも可能なのですが、こちらはお使いいただいておりますでしょうか。

はい、使っております。ePOのレポート機能によりHTTP経由で捕獲したウイルスの一覧もグラフ表示できるようになっております。VBS/RedlofやJS/SeekerなどのいわゆるJavaScript系ウイルスやHTML系ウイルスが検出されております。しかしながらExploit-MIME.genというメール型ウイルスも検出されており気になります。

-- HTTP検査でメール型ウイルスが検出されるということは、おそらく社員のどなたかがブラウザからWebメールを使ってメール送受信を行ない、その過程でウイルスがHTTP経由で入ってきそうになった所をe500が食止めた、という状況だと思います。ちなみに日軽金さまでのHTTPトラフィック量はどれぐらいのものでしょうか。

日軽金社員には工場勤務の方も大勢いらっしゃいますので、全員が全員、業務の中でWebを閲覧しているわけではありません。トラフィック量を正確に測ったことはありませんが、Webが使える人は1300人ぐらいで、HTTPの同時接続数は100〜200といったところです。







-- e500の設置に要した時間はどのぐらいでしたか?

設置そのものは昼休みの15分ぐらいで終わりました。ネットワークアソシエイツ(マカフィー)さんが宣伝で、「アプライアンスなので、つないで置くだけ」のようなことを言っていましたが、実際にそんなかんじでしたね。

-- 設置以前の環境設定にはどのぐらいの時間がかかりましたか?

これも淡々と15分ぐらいで終わりました。まあ、われわれの場合はWebShield Solarisの運用を通じて既にノウハウが蓄積されていたのでそれぐらいの短時間で済んだのだとは思いますが。



-- HTTPはe500で検査しているとのことですが、ではSMTP検査の方はどうなさっているのでしょうか?

メールに関してはNotesがメールサーバを兼用している状態なので、ここにGroupShield Domino を導入して、それを以ってSMTPゲート・ウイルス検査としている、という状況です。

-- パフォーマンスはいかがですか。

ver 5.2.1になって飛躍的によくなりましたね。以前のバージョンは時折メールの滞留のようなことが起きていたのですが、ver5.2.1になってそうした滞留は無くなりました。まったく問題ありません。



-- SMTPでのウイルス検出状況はいかがですか。

とにかくクレズが凄い勢いでやってきますね。日に20〜30通は来ています。

(注:本取材の一週間後に、「バグベア.bウイルスのSMTPでの検出状況はいかがでしょうか」ど電話でおたずねした所「まったく影響ありません。来ることは来ていますがゲートで防げております」とのことでした)



-- e500三台のうち二台はHTTP検査に充てているとのことですが、もう一台はどのようにお使いでしょうか。

こちらは新日軽というグループ企業のゲート対策のために導入しております。e500一台でHTTPとSMTPの両方を検査しており、特にパフォーマンス上の問題もありません。クレズを捕獲することが多いですね。



-- エンタープライズサポートについても御導入いただいております。こちらはいかがでしょうか。

危険度の高い緊急ウイルスが発生した時には、非常に価値を発揮するサポート体制だと思います。あるウイルス亜種が発生した時で、その事典ではまだ対応定義ファイルが完備していなかったということがあったのですが、専任サポートのKさんに至急電話し、至急Extra.datを作成、送付していただき、事無きを得ました。この緊急体制がなければ、社内にウイルスが蔓延し、ビジネス停止の損害や、ウイルス駆除に要するコストの損害が発生していたかもしれないわけで、そういう意味ではプロアクティブな先取防衛を実現できる体制だと思います。

さて、今後も日軽金としては、ウイルスなどで社会に迷惑をかけることのないよう万全の態勢を整えていきたいと考えております。ただしウイルス対策が直接の業務に寄与しない作業であることは確かなので、何と申しましょうか、「コストを最小にし、しかし効果は最大にする」、そういうあり方を実現したいと考えております。その意味からも今後のマカフィーさんのウイルス対策管理ソリューションの充実に期待しております。

-- 今日は貴重なお話をありがとうございました。



今回は取材後に、日軽金さまのご厚意により、容器入りボーキサイト、容器入りアルミナ粉末、日軽金ロゴ入りアルミ地金、そして小冊子「アルミニウムとは」のおみやげ4点セットをいただきました。こういったメタルカラー系の世界は個人的に好きなので、大変に嬉しく思いました。


日本軽金属株式会社
1782年にフランスのA.L.ラボワジエによって発見され200年あまり。アルミニウムは特別に新しい素材ではありませんが、まだまだ無限とも言える可能性を秘めた素材です。日本で1960年代に建築資材を中心に急速に需要が拡大したアルミニウム。当時、日本には私たちの会社以外にも、新地金と言い、ボーキサイトから地金を製造する企業が多く存在しました。しかし、その製造に膨大な電力を要することがネックとなり、1970年代のオイルショックを契機に多くの企業が地金製造から撤退していきます。アルミニウム産業には構造不況産業という世間のレッテルが貼られました。

そのような状況下の1980年、私たちは、自らの技術と社会的使命、そして何よりもアルミニウムという優れた素材の可能性を信じ、独自の道を歩み始めました。それは、素材の可能性と新たな需要創造への社員一人ひとりのぞれぞれのポジションでのモノづくりへの挑戦でした。そうして生まれた素材、製品には、世界で初めてというものも少なくありません。いや、むしろ、高い志でモノづくりに取り組んだ結果、多くのケースで、必然的に私たちのオリジナルになってしまいました。アルミニウムの無限とも言える可能性と自由な発想を育む風土は、あなたの挑戦と可能性を待っています。
取材日:2003年6月