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導入事例
宮崎県 延岡市
| MG21(ePOを使った全自動ウイルス対策)の導入事例(その3) | | 宮崎県では、現在、地元プロバイダ、エムネット社により、「ePOと宮崎情報ハイウエイを駆使したウイルス対策アウトソーシングサービス」が展開されています。サービス名はMG21(Mnet Guardian service for computer virus on 21th century 以後、『Metガーディアンサービス』)。これは宮崎県全域に張り巡らされた「宮崎情報ハイウエイ21」を活用して、県内の企業や自治体のウイルス対策更新を、宮崎市のエムネットデータセンターで一手引き受けし、すべてを遠隔管理するという壮大なアウトソーシングサービスです。 |
今回は宮崎県延岡市の先進事例をご紹介します。お話は情報管理課の飯干様、山本様、小中谷様、杉田様にお伺いしました。
 | | この事例のポイント、あらすじ |
- 延岡市では、最初、マカフィーウイルス対策を自主管理していた。しかし。。。
- ウイルス対策という業務には、「重要ではあるが住民サービスに直結するものではない」という性質があり、つまりアウトソーシング向きであるとは常々思っていた。
- そんな折り、MNetから「全自動アウトソーシング」の提案があった。まさに渡りに船であった
- 宮崎県が準備した情報ハイウエイを、宮崎の自治体や企業が活用し、その結果、県内の企業や自治体のセキュリティが向上するという構図は非常に理想的だと言える
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-- 延岡市では、最初、VirusScanにより、ウイルス対策の「自主管理」を行っていましたが、2003年9月より、全自動のMG21に切り替えたとのこと。このサービスを知ったきっかけは何ですか?
ある日、Mnet社より提案をいただきました。
-- 提案を聞いて、どう思われましたか?
「こりゃあ楽だ」と思いました。ウイルス対策という業務には、「重要ではあるが住民サービスに直結するものではない」という性質があり、アウトソーシング向きだと常々考えていました。ですから、それらすべてを全自動にしてアウトソーシングさせるというMnetの提案はまさに「渡りに船」でした。
-- 現在のご感想はいかがですか。
「全自動なので、特段の感想が発生しない」、そういう状態です。ウイルス対策に対しては無意識になることができ、その分、行政業務に集中できるようになりました。アウトソーシングのあるべき姿だと思います。
また「『県』が作ったインフラを、『地元の企業』が活用して、『県内の企業や自治体』のセキュリティが向上する」という、この図式もすばらしいと思います。
ところで今日は折角の機会ですので、延岡市のさまざまな良さについてもいろいろお話してみたいと思います。
-- 宜しくお願いいたします。
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延岡市は、天下一薪能の町、市長も歌う市民合唱団の町、市民交響楽団の町、江戸時代にすでに女学校を作っていた文教の町、歌人 若山牧水を生んだ文化の町、市街地の河口で鮎が取れる清流の町であります。ちなみに、かの旭化成も、ここ延岡が発祥の地です。
-- なるほど。
では、天下一薪能のお話からいたします。こちらは小中谷さんが詳しいですね。お願いいたします。
(小中谷様) ここ延岡は、かつて内藤という殿様が統治する『延岡藩』でした。今から十年前の平成五年に、その内藤家の十七代当主、内藤政道氏より、「内藤家に伝わる能面や狂言面を延岡市に寄贈したい」という有難い申し出がありました。いただいたお面は素人目に見ても結構な品でしたが、ふと裏を見てみれば、そこに「天下一」の銘が打ってある。これはもしやと思い、専門家に鑑定してもらったところ、桃山時代から近世初期にかけて知られている「天下一」の称号を与えられた優れた面打の作品に間違いないとのことだったのです。
-- ほほう。
そんな立派な能面ならば、ただ博物館に展示しているだけでは勿体無い。実際に演じて、広く市民の皆様に堪能していただこうと考え、1997年より、延岡城址にて、のべおか天下一薪能をはじめました。今では全国から2800人もの観客を集める行事となりました。薪能は多くあれど「天下一」の面を使用し本格的な能舞台を屋外に設置し、2800席の会場を市民ボランティアの力で運用するというものは全国でも珍しいものだと思います。更にすごいのは、人間国宝片山九郎衛門さんが舞うのです。
-- なるほど。
ちなみにのべおか天下一薪能については、昨年、ドイツで海外公演を行いました。もちろん「天下一」能面を使い、延岡の舞台を現地まで運び込んで行った催しでした。
-- 引越し公演だったわけですね。 (山本様)あの時は、「ヤパンス・シェーンハイト、ヤパンス・ゼーレ(JAPANS SCHONHEIT, JAPANS SEELE 『日本の美、日本の心』」という展覧会でした。神楽や神輿なども持っていって、展示をしました。神輿については、ボン市民と一緒に担ぎました。 |
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(小中谷様) では続いて、これも内藤家と関連することとして文教都市としての延岡について山本さんにお話いただくことにいたします。
(山本様)天下一能面の故事からも分かるとおり、内藤家は文化や教育を重視した名君でした。明治となり版籍奉還がなされた後、つまり領主でなくなった後も、その気風は消えることなく、私塾として女学校を興すなどなさいました。明治の初めの頃から女学校があったというのはなかなか先進的であったと思います。
-- なるほど。さて先ほどのお話の中で「市長も歌う市民合唱団」というお話がありましたが、それはいったい???
延岡は、教育のみならず音楽の盛んな町です。例えば、延岡には市民オーケストラである「延岡フィルハーモニー管弦楽団」があります。人口十数万人の都市としてはあまり例のないことです。また「のべおか第九を歌う会」もございまして、毎年12月には定期公演を行い、今年で19回目となります。実はこの「歌う会」には櫻井市長とその奥様も参加しております。
-- ほほう。
「歌う会」は、姉妹都市であるメドフォードにて海外公演も行いました。もちろんその際は櫻井市長と奥様も歌唱いたしました。
-- 挨拶しただけでなく、実際の歌唱もなさったわけですね。
また、延岡は音楽のみならず、マラソンの宗兄弟や谷口浩美選手を輩出したアスリートの町でもあります。現在、アスリートタウンのべおかというNPO法人も設立されています。全国の陸上競技選手の合宿地にご利用いただいております。
-- 柔道も盛んでしたよね。
はい、そうです。最近では中村兼三選手や篠原選手など幾多の強豪を輩出した旭化成の柔道部は、ここ延岡にあります。さて、最後に延岡の「食」について語らせていただきます。延岡というと何といっても鮎の町ですね。
-- あの、鮎というと私のイメージでは、懐石料理なんかで出てくるイメージがあるのですが、延岡では普通の魚なのですか?
はい、スーパーの鮮魚コーナーに普通のように並んでいます。地元では高級魚といったイメージはないですね。毎年10月〜12月には市内を流れる五ヶ瀬川大瀬川に「やな」という大掛かりな罠をしかけ、落ち鮎を取るところを観光用に見せるんですが、この「やな」が市街地にあるのです。
-- 市街地で鮎が取れるとは驚きですね。
延岡はそれほどの清流の町なのです。また、そのやな場では、3000円前後で満腹で動けなくなるくらい鮎料理を堪能することができます。 |
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-- さて、改めて延岡市のウイルス対策について詳細をお伺いしたいと思います。ウイルス対策に本格的に取り組むようになったのはいつ頃からでしょうか?
平成11年に財務会計システムと庁内LANを導入した際、同じタイミングでウイルス対策も導入しました。この時は、マカフィーのVirusScanを約200ライセンス導入しました。
-- ウイルス定義ファイルの更新などはどのように運用していたのでしょうか?
スケジューラでサーバに取りに行くように設定いたしました。その後、ライセンスも500台、1000台と増えていき、それにつれてウイルス対策の管理も大変になっていきました。平成14年の夏に、数台のPCがKLEZに感染し駆除作業が大変でしたが、感染したPCはいずれもスキャンPGが古かったりDATファイルが更新されていなかったり、管理が行き届いていなかったPCでした。100%の管理は大変難しいのを実感しました。ちょうどその頃MNetさんからウイルス対策アウトソーシングの提案があったのです。
-- MNetの仕組みは、宮崎市のMNetデータセンターにePOを置いて、そこから県内各地のクライアントのウイルス対策を遠隔管理するという物です。これは延岡市から見れば、少々「もてあましていた」ウイルス対策の運用管理が、外部にアウトソーシング委託できるという図式になります。ということは、延岡市にとっては。。。。。
冒頭で述べたとおり、まさに「渡りに船」だったわけです。またこの仕組みが、宮崎情報ハイウエイを活用した物であったことも非常に好感いたしました。宮崎県が準備した情報インフラを、宮崎の企業が活用し、その結果、県内の企業や自治体のセキュリティが向上するという構図は非常に理想的です。MNetさんには、今後も、充実したサービスを継続していただけるよう期待しております。マカフィーさんもしっかりとバックアップしてください。
-- 今日は貴重なお話を有難うございました。
※ 文中、鮎やなの写真は、「岡元鮎やな」のWebサイトより借用いたしました。
| MG21(ePOを使った全自動ウイルス対策)の導入事例 | ・宮崎県(宮崎情報ハイウェイ21) 宮崎情報ハイウェイが遠隔セキュリティ管理に活用されるとは、当初は予想しておりませんでした。県民の皆様のこうしたアイディアは今後も歓迎です。 ・宮崎県 門川町 MNetの全自動ウイルス対策管理を知った時は、「ああ、これなら」と思いました。 ・宮崎県 高鍋町 地元企業であるMNetさんが、県民の共有財産である宮崎情報ハイウエイを使って、サービスを展開しているのは良いことだと思います。 ・宮崎県 延岡市 宮崎情報ハイウェイを活用したウイルス対策アウトソーシングの提案は、延岡市にとっては「渡りに船」でした。 ・宮崎県 清武町 ウイルス対策が重要な世の中になってきました。昔はそんなこと考える必要もなかったんですけどね。そういう事の対策を、県のインフラを使って全自動にするという取組みは良いと思います。 |
取材日:2003年11月
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