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導入事例

大阪大学薬学部
■業種:教育■導入製品:WebShield e500 Appliance■導入台数:-

今回は大阪大学薬学部の先進事例をご紹介します。管理担当者の方にお話をうかがいました。


-- 大阪大学薬学部さまがゲートウエイ対策を始めようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

学生が自宅のPCを持ってきて、薬学部のネットワークにつないで、いろいろな作業をすることが今や日常化しております。学生が自宅でウイルス感染した場合、そのウイルスが薬学部ネットワークに持ち込まれる可能性があります。学内感染だけならまだしも学外にメール型ウイルスを拡散させるようなことがあってはなりません。そこで取引のあったSI企業に対策を提案していただくことにしました。

-- どのような提案が出されたのでしょうか。

以下の3種類です。
1.e500によるゲートウエイ一括対策
2.既存のメールサーバに、WebShield SMTPを導入してゲート対策を行う
3.学生PCも含め、すべての薬学部PCにVirusScanを導入してクライアント対策とする。

-- 結局e500によるゲート対策が採用されました。他の2案はどういう点で駄目だったのでしょうか。

まず案2「WebShield SMTPというソフトを既存メールサーバに組み込む」については、既存マシンがそれほど高スペックでなかったため、十分な速度が出ないことが予測されたので、見送りました。

次に案3「VirusScanのクライアント全台導入について」。これを見送ったのは、ライセンス管理上の理由と、更新管理上の理由の2点です。まずライセンス管理上の理由ですが、大学というところは卒業生、入学生も含めてとにかく出入りが多い。仮に学生PC全部に導入したとして、その学生が卒業した場合、そのライセンスをどう管理していくのか、卒業後はそのウイルス対策製品の使用を確実に停止させられるのか、という問題が出てまいります。また学生PCにVirusScanを導入したとして、定義ファイルの更新はどうするのか、本当に的確に更新されるのか? この他、さまざまな条件をあれこれ想定した結果、非現実的であるとの結論に至りました。



-- 提案から導入決定まで一ヶ月近くの検討期間があったとうかがいました。その期間中に、e500の世評を周囲に確認したりなさいましたか。

しましたよ。まず他大学の皆様に評判を聞きました。大学の仲間で運営しているメーリングリストのような物があり、そこではいろいろなことがざっくばらんに質問できます。まずe500について悪い評判がないかどうか、そこで調べました。

次に、学内の委員会において、e500によるゲートウエイ対策の導入を起案しました。その委員会にはネットワークに非常に造詣の深い方もいらっしゃいました。その方からもe500については特に否定的な意見も出ませんでした。

-- メーリングリストと、学内の専門家と、2つのチェックをくぐってきたわけですね。もしいずれかの段階で、e500についての否定的な意見が出てきていたとしたら。平たく言いますと「e500かい。トラブル多いらしいよ。やめときな」といった意見が出ていたとしたら、どうなさっていたでしょうか。

e500は見送っていたでしょうね。販売店に依頼して、他社の製品を紹介してもらっていたと思います。



-- なるほど。さて、e500の機能にあたり、その他、魅力的な点はございましたか。

完全トランスペアレント方式なので、導入にあたりネットワーク構成を変更する必要がないという点は大変に魅力的でした。

-- それは、導入や保守が楽になってよいという点がよかったのでしょうか。

それもありますが、もっと重要なのは学内での手続きが省略されるということです。もしネットワーク構成を変更しなければならないとなると、つまりIPの振り替えなどが発生するとなると、大阪大学のネットワーク全体を司る部門に、申請書を提出しなければなりません。IPをどのように振り替えて、どのようにネットワーク構成を変えるのかを事細かに説明しなければならない。当然ながらそうした構成変更というものは嫌がられます。こっちだってわざわざしたくはありません。

ですからe500が「つなぐだけ。構成変更不要」であることは、導入の際の事務手続き削減の面からも大変に良いことでした。

-- インストールはどのようになさいましたか?

導入当日に販売店の方に来ていただきました。その場でダンボールをバリバリと開き、まずはPCをつないで設定開始。この時、同時に設定内容の説明を受けました。設定がすんだ後、ラックにはめ込んで、線をつないで運用開始。要した時間は説明も含めて、2,3時間ぐらいでした。以来、トラブルも特になく「つないだ直後から対策開始」という宣伝文句どおりの良い状況が続いています。



-- 現在、どのような設定で運用なさっていますか?

2003年7月現在で、ユーザー数は486人です。学生PCですと一日20〜30通、教授クラスですと一日100通近くのメールが送受信されています。これらのメールのウイルスチェックをするためにSMTPプロトコルを検査しています。

-- ウイルスはどのぐらい検出されますか?

一日平均で約10〜20は検出されます。クレズをはじめとして、世の中で話題になるようなウイルスはたいてい検出されます。

-- ユーザー数486で、一日平均10〜20というのはけっこう多いような気がします。薬学部というのはウイルスが来やすい環境なのでしょうか。

学部の性質上、海外とメールやり取りをすることが多いので、ウイルスも来やすいといえるでしょう。最近では、論文に電子メールアドレスを記載することが当たり前になりました。つまり論文を見た見ず知らずの外国人研究者から、いきなり問い合わせメールが来ることも十分ありえます。そしてそこにウイルスが付着している可能性も否定できません。

この傾向は、薬学部のみならず理系の学部すべてに言えることだと思います。各国とのやり取りが多ければ、ウイルス感染の危険もそれだけ増えるのです。

-- 今後HTTP検査やクライアントPCの対策は検討していらっしゃいますか?

セキュリティを高めるためには、それらの対策も確かに必要だと思います。運営体制や費用対効果が明確になった段階で積極的に検討したいと思っています。ちなみに大阪大学薬学部においては、プログラミング講習を全学生必須にするなど、情報化教育についてはかねてより力を注いでおります。これから薬学の研究を行うには、コンピュータリテラシーは必須であると考えているからです。しかし環境が便利になればウイルスなどの危険も増えます。社会的に責任のある国立大学の学部として、ウイルスなどを社会に放出することはあってはなりません。今後もウイルス対策をはじめとするセキュリティ強化においては万全を期していきたいと考えております。

-- 今日は貴重なお話を有難うございました。



スティーブジョブズがアップル退社後に作ったコンピュータ「NeXT」というのをご存知でしょうか?今や知る人ぞ知る存在となった、その珍しいNeXTマシンを大阪大学薬学部で発見しました(写真参照)。しかもこのマシンはつい最近までWebサーバとして現役稼動していたそうです!


取材日:2003年6月