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導入事例

「VirusScan ASaP」と「Managed VirusScan」は、「Managed Total Protection」の旧製品名称になります。

茨城県つくば市
■業種:公共団体■導入製品:VirusScan VirusScan TC ePO 700台分 Managed Total Protection 40台分■導入台数:



今回は、茨城県つくば市の先進事例をご紹介します。企画部情報政策課の栗山さまと飯塚さまにお話をうかがいました。現在、「平成の大合併」と称して全国各地で市町村の合併が進んでおりますが、今回ご紹介するつくば市は去る16年前の昭和62年11月に大穂町、豊里町、谷田部町、桜村、さらに翌年1月に筑波町が合併してできた市です。また平成14年11月には、茎崎町との合併も行われました。

これまで三度の合併経験を持つ「つくば市」は、合併に伴う情報システムなどの統合においても豊富な経験を持つ先進市といえます。たとえば(財)地方自治情報センターが発行する月刊LASDECの平成15年1月号においても、つくば市情報政策課の飯泉さまが「つくば市の合併に伴う情報システムの統合について」と題する随筆が掲載されております。一読しましたところ、自治体関係者でない私にとっても大変に面白い内容でした。例えば以下のような趣旨の記述など興味深いものでした。
  • 「昭和62年の最初の合併の時にはシステム統合の混乱はほとんどなかった。当時はまだどの町村でもシステム化はさほど進んでおらず、システム統合というよりはほとんどシステムの新規導入のようなものだったからである」

  • 「平成14年に茎崎町のシステム統合を行なった。折りしもこの頃、銀行の統廃合に伴うシステム障害の記事が新聞をにぎわせており、そうした状況下でのシステム統合は大変に不安なものであった」

  • 「茎崎町の合併により、消防署、ごみ処理場、火葬場、屎尿処理場などの出先機関が新たにつくば市の施設に加わった。昭和62年の合併時でも多かった出先機関がこれにより200ヶ所弱にまで膨れ上がってしまった」

  • 「システム統合の難しさを理解してもらう為に、各課を対象に説明会を何度か開いたが、なかなか本腰を入れてもらうことができず、最後には「実際に電算を扱って業務を行なうのは担当課の皆さんで、間に合わなくなって困るのはあなた方です」と発破をかけたこともあった。」

  • 「市町村合併においては、電算業務の段取りは意外と考慮に入れてもらえない。合併日は11月1日(金)だったが、電算担当の立場から言えば合併日は休み明けの月曜日がベストだ。金曜に合併ということは、システム移行の最終作業は木曜夕方から深夜を経て金曜早朝までのわずかな時間に行なわなければならない。これは無理だ」



つくば市の電算業務が本格的に始まったのは合併直後の昭和63年ぐらいからで、しばらくは汎用機を使っておりました。パソコンもちらほら導入されておりましたが、それはエミュレーションによる汎用機ダム端末という位置づけにすぎませんでした。その後、パソコンも次第に多く導入されるようになり、庁内LANも出来てまいりましたが、こちらは外部インターネットとは接続されていない完全に閉鎖系のLANでしたので、ウイルス対策の方も全庁的にはっきりと統一されたものは導入されていませんでした。

しかしながらウイルス状況が、明らかに統合的総合的な対策が必要になるほどに、深刻なものとなってきましたので、2002年の2月にまずVirusScan、VirusScan TC、NetShield、ePOがセットになった「AVS Suite」という製品を600ライセンス分導入いたしました。現在は、買い増し分も含めて合計700ライセンスほどを、ここ谷田部庁舎を始めとする各施設に展開しております。

ところで通常の市の場合、中央に大きな市庁舎が一つあるというのが普通でしょうが、つくば市の場合は、ご存知のとおり五町村の合併によってできた市ですから、市庁舎の方も当時の五町村の庁舎をそのまま継承したものとなっています。一応ここ谷田部が本庁となっておりますが、いわゆる中央庁舎というよりは分散5庁舎の代表庁舎といった位置づけの方が適切かも知れません。今、各地で市町村合併が進んでおりますが、合併に伴い新たに新庁舎を建設するということは考えにくいので、つくば市のような分散形式というのはどこの市町村でも同様になるのではないかと予測しております。

さてそうして建物分散状況のネットワークにおける最適のウイルス対策ソリューションをということでSI企業の協力の下に構築したのが右図のような構成図です。構築当時の回線スピードが128kbpsと割合に細めだったので、それを考慮した構成にしました。中央の谷田部庁舎に一台のePOがあり、そこから各庁舎のミラーリングサーバに定義ファイルを送り込んで、そのサーバの下にぶらさがるクライアントにウイルス定義ファイルを送り込むという構成です。現在、サーバにはVirusScan TCをクライアントには通常のVirusScanを導入しているという構成になっています。

-- この構成図はきわめてシンプルで分かりやすいですね。なるほど建物分散環境でのePOの導入形態としてはシンプルかつ合理的な構成に思えます。

この構成を組み立てた後に茎崎町との合併という自体が発生しましたが、この時も、構成図の右端にある通り、ミラーリングサーバを一台追加するだけで済みました。従来の構成を一ヵ所分ふやしただけなので、システム概念的にも無理なく拡張できました。実は茎崎町では合併前には他社製品を使っておりましたが、合併を機にマカフィー製品に切り替えを行ないました。



- この他、出先機関のウイルス対策としてはManaged Total Protectionをお使いであるとのことですが、どのような運用なのでしょうか。

ご存知の通り、つくば市は5町村が合併してできた市であり、その場合、消防署、ごみ処理場、火葬場、公民館、給食センター、幼稚園などの機関が増えることになってしまいます。つい最近も茎崎町との合併があったため、またもや機関が増えることになってしまいました。現在、このような機関が都合200弱ほどもあります。これらの機関のネットワーク接続は本年中に完了する予定です。ただし数が数であるだけに、ネットワーク接続は段階的に進んでいくことになると思います。

さて、Managed Total Protectionですが、現在、それらの出先機関の市民開放端末を中心に約40台ほどに導入しております。

-- 市民開放端末とは何ですか?

別名を「インターネット閲覧用端末」といいます。文字通り,インターネットの閲覧のみに機能限定したパソコンで,市民向けに図書館や公民館に配置しています。

実は出先機関では他社のウイルス対策製品で運用・統合管理されているのですが、市内の各地に点在する出先機関については、まだまだダイヤルアップ接続の施設も多く残っており、さすがに従来のウイルス対策管理手法ではどうにもならない。そこで色々調べてみた所、Managed Total Protectionがばらばらの多拠点環境でも十分に運用し得るシステムだということが判明したので、まずは市民の皆様にもっとも身近なマシンである市民開放端末にパイロット導入してみた次第です。

茨城県では、現在、茨城ブロードバンドネットワークという構想が進んでおり、今後も全県的なIT化が進んでいく運びです。その他、秋葉原とつくば市を45分で結ぶつくばエクスプレスという鉄道も現在、建設中で、こちらは平成17年秋に開業の予定です。少々こじつけめいてはおりますが、茨城ブロードバンドで情報へのアクセスを良くし、一方、つくばエクスプレスで交通のアクセスを良くするという、そういう両面から市民サービスの改善を図っている最中です。さて、茨城ブロードバンドなどIT整備においては、ウイルス対策などのセキュリティを強化しなければならないことは言うまでもありません。マカフィーさんにおいては、今後も充実した製品とサービスを供給していただけるよう強く希望します。


- 今日は貴重なお話を有り難うございました。

つくば市は、筑波山に代表される豊かな自然と筑波研究学園都市の科学技術という二つの顔を合わせ持つ、限りない発展の可能性を秘めたまちです。さる11月1日には茎崎町と合併し、筑波研究学園都市が一体化したことで名実ともに「世界のつくば」が誕生し、その第1歩を歩み始めました。また、現在つくば市では、都市基盤整備の核となるつくばエクスプレスの建設や沿線開発、首都圏中央連絡自動車道の建設など新たな発展段階を迎えております。さらに、高度情報化社会に対応するため、地域情報ネットワークの核となる「つくば市情報ネットワークセンター」を開設いたしました。

つくば市では、このような状況を踏まえ、さらなる飛躍を目指して、ソフト面の充実と市民福祉の向上を柱とした21世紀の新しいまちづくりを展望する「新つくば市総合計画」の実現に取り組んでいます。
取材日:2003年4月