マイクロソフトの.LNKの欠陥を利用するDownloader-CJX

2010/07/30

マルウェアが新しいMicrosoft Windowsシェルの.LNKの脆弱性を狙い、Exploit-CVE2010-2568を使用しています。この欠陥はCVE-2010-2568に記載されています。

まず、PWS-Zbot(別名Zeus)が、悪質な.LNKファイルを含む暗号化されたメールでこの脆弱性を利用しました。その後、新しいExploit-CVE2010-2568 .LNKファイルとソーシャルエンジニアリングを使用したDownloader-CJXの新しい亜種が発見されました。

Downloader-CJXは、ミュージック、ドキュメント、新規フォルダなど、現在のWindows、ユーザーフォルダに見せかけた.LNKファイルをインストールするマルウェアです。Downloader-CJXは、実際のフォルダの属性を変更して、エクスプローラに表示されないようにします。また、フォルダアイコンを使用して、.LNKファイルをドロップ(作成)することでユーザーをだまし、正規のフォルダに見えるこれらの悪質なリンクをクリックさせます。これらの.LNKファイルが感染マシンで見つかると、Downloader-CJX!lnkという名前で検出されます。

この新しい亜種は、感染したシステムにさらにファイルをドロップします。

x.exeファイルはもうひとつのDownloader-CJXのコピーで、Downloader-CJXのDLLコンポーネントであるDLLをドロップします。

新たに加わった.LNKファイルは、CVE-2010-2568の脆弱性を利用し、ユーザーがフォルダを閲覧すると、Downloader-CJXによってDLLファイルがロードされるようにします。

これらの.LNKファイルはExploit-CVE2010-2568という名前で既に検出されており、新しいDownloader-CJXの亜種はDownloader-CJX.gen.gという名前で検出されます。

サイバー犯罪者も一般ユーザーと同様に、常にソフトウェアを更新しています。最新のウイルス定義ファイルをインストールして、マルウェア対策ソフトウェアを常に最新の状態に維持していることが重要です。

※本ページの内容はMcAfee Blogの抄訳です。
原文:Wiseguys Botnet First in Line for Concert, Sports Tickets