ウイルス情報

ウイルス名

AntiCMOS

危険度
対応定義ファイル 4002 (現在7656)
対応エンジン  (現在5600) 
エンジンバージョンの見分け方
別名 AntCMOS, Anticmos
亜種 AntiCMOS.A, AntiCMOS.B, ANTICMOS C
発見日(米国日付) 97/05/01


AntiCMOSは、システムのCMOSまたはセットアップ情報を消去することができるが、システム上のファイルには感染しない。また、このウイルスはシステムのマスタブートレコード(MBR)を変更するため、ユーザがブート処理を行う際に、問題が発生することがある。

AntiCMOSは、MBRおよびブートセクタに感染するウイルスである。ユーザが、AntiCMOSに感染したディスケットを使ってブートを試みると(ブートが成功するしないにかかわらず)、このウイルスはシステムのハードディスク上のMBRに感染するが、この時点ではメモリー常駐にはならない。AntiCMOSがメモリー常駐になるのは、新たに感染したハードドライブを使って、次にブートするときである。

AntiCMOSウイルスは、1995年4月に受信されたが、北米のサイトからは数ヶ月間に渡り感染報告が出されている。AntiCMOSは、ディスケットのブートセクタ、およびシステムのハードディスク上のマスタブートセクタに感染するメモリー常駐型ウイルスである。AntiCMOSに感染したディスケットを使って初めてシステムをブートするときに、このウイルスは、システムのハードディスク上のマスタブートセクタに感染する。この時点ではまだ、メモリー常駐型にはならない。メモリー常駐型になるのは、感染したシステムのハードディスクからブートしたときである。AntiCMOSウイルスがメモリーに常駐すると、DOS CHKDSKプログラムが示すように、システムメモリーと使用可能な空きメモリーの合計が2,048バイト減少する。いったんメモリー常駐型になると、書き込み保護が設定されていないディスケットがアクセスされた場合に、そのディスケットのブートセクタに感染するが、ディスケットに必ず感染するわけではない。AntiCMOSウイルスには、CMOSまたはシステムのセットアップ情報を消去するコードが含まれている。

AntiCOMSウイルスがメモリー常駐型になると、システムメモリーと使用可能な空きメモリーの合計が約2,048バイト減少する。AntiCMOSの発病ルーチンは、CMOSおよびシステムセットアップ情報を消去する。

MBRやブートセクタに感染するウイルスが、コンピュータに感染する唯一の原因は、感染したフロッピーディスクを使用してブートを試みることである。ディスケットのブートセクタには、そのディスケットがブート可能かどうかを判断し、'Non-system disk or disk error'というメッセージを表示するためのコードがある。このコードが、感染を隠蔽してしまう。この非システムディスクエラーメッセージが表示されるまでには、感染が行われている。ウイルスはいったん発動すると、ハードドライブのMBRに感染し、メモリー常駐型となるおそれがある。その後、ブートが行われるたびに、ウイルスはメモリーにロードされて、そのマシンからアクセスしているフロッピーディスクに感染しようとする。