ウイルス情報
Caraは、メモリ常駐型のファイル感染ウイルスで、COMMAND.COMを含む.COMファイルに感染する。また、ブートセクタを変更するが、そのブートセクタには、活動するウイルスは格納されない。
感染すると、システムメモリの最上位で、DOSの640K境界以下に常駐するようになり、メモリ内では割り込み13および21をフックする。また、このとき、COMMAND.COMに感染し、現行ドライブのブートセクタを上書きによって変更する。
Caraは、いったんメモリに常駐すると、.COMファイルが開かれるか実行された場合に、そのファイルに感染する。
Caraに感染したファイルでは、5番目から8番目のバイトに"CARA"というテキスト文字列が配置される。この文字列は、そのファイルがすでに感染しているかどうかを判断するためにウイルスが使用するマーカである。その他、感染ファイルの終わり近くには、次のテキスト文字列を確認することができる。
'Virus es en memoria! Disco es infectado.Reemplaza
'Boot'. Clandestino Auto- Reproductivo Anti-virus CARA'
CARAは、ディスクのブートセクタを上書きすることで、新規のブートセクタを設定し、ブートセクタウイルスを除去しようとする。
システムメモリと使用可能な空きメモリの合計は、2,048バイト減少する。感染した.COMファイルの長さは、1,025バイト増加する。また、このウイルスは、感染ファイルの終わりに配置される。DOSディスクディレクトリに表示される感染ファイルの日時には変更はない。
ファイル感染ウイルスが、コンピュータに感染する唯一の原因は、コンピュータでの感染ファイルの実行である。感染ファイルは、フロッピーディスク、オンラインサービスによるダウンロード、およびネットワークなど、多数のソースから生じることが考えられる。いったん感染ファイルを実行すると、ウイルスが発動するおそれがある。