ウイルス情報| 種別 | ウイルス | 最小定義ファイル (最初に検出を確認したバージョン) | 4010 | 対応定義ファイル (現在必要とされるバージョン) | 4010 (現在7109) | | 対応エンジン | 4.1.60以降 (現在5.4.00) エンジンバージョンの見分け方 | | 別名 | W97M/Diva.A | | 情報掲載日 | 99/10/05 | | 発見日(米国日付) | 99/02/01 | | 駆除補足 | ウイルス駆除のヒント
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W97M/Diva.A ウイルスは、1999年5月にスウェーデンで初めて報告された。
W97M/Diva.A は、ThisDocumentと不定の名前を持つ UserForm で構成される。UserForm の名前は登録者名のイニシャルに基づいて付けられる。一方、ThisDocument の中のソースコードには、既存の AutoOpen 機能を書き換えたものが組み込まれているが、感染時にこれが AutoClose に置き換えられる。このようにして、このマクロ ウイルスは AutoClose と同時に文書に感染する。さらに、このマクロ ウイルスは Word の NORMAL.DOT ファイルに感染する。
前述したように、ThisDocument というモジュールには AutoOpen というマクロを書き換えたものが組み込まれており、後から AutoClose に置き換えられる。AutoClose で UserForm が呼び出される。Userform は Ms-Word のマクロ警告機能をオフにし、警告プロンプト(save and conversion) を無効にし、その文書がすでに感染しているかどうかを調べる。感染していない場合は感染させ、すでに感染している場合は、UserForm モジュールが終了する。
W97M/Diva.A はソースコードにコメントを1行おきに挿入するため、ポリモルフィック ウイルスであるともいえる。各コメント行は、登録者の名前、日時とアクティブなプリンタのコメント、作業中の文書の名前で構成される。
感染ルーチンの作動中に、いくつかの現象が起こる。
W97M/Diva.A はまず C:\KERNEL.SYS と C:\KERNEL2.SYS ファイルを作成する。この2つのファイルは、このマクロ ウイルスのソースコードを含む。C:\KERNEL.SYS には ThisDocument の中の AutoOpen マクロが含まれ、C:\KERNEL2.SYS には UserForm の中のソースが含まれる。どちらのファイルも感染ルーチンの作動中に文書に取り込まれる。
さらに、W97M/Diva.A はポップダウン メニュー[ツール]→[マクロ]→[Visual Basic Editor]と[ツール]→[マクロ]を無効にする。また[ツールバー]→[Visual Basic]のツール ボタンも無効にする。ポップダウン メニューの[ツール]→[テンプレートとアドイン]も削除する。
UserForm の終了と同時に、AutoClose が再び入力される。この時点で日付のチェックがおこなわれる。