ウイルス情報ウイルス情報| 種別 | ウイルス | | ファイルサイズ | 低 | 最小定義ファイル (最初に検出を確認したバージョン) | | 対応定義ファイル (現在必要とされるバージョン) | 4039 (現在7080) | | 対応エンジン | 4.0.25以降 (現在5.4.00) エンジンバージョンの見分け方 | | 別名 | Kriz | | 亜種 | W32/Kriz.4092, W32/Kriz.4050 | | 情報掲載日 | 99/08/18 | | 発見日(米国日付) | 99/08/16 | | 駆除補足 | ウイルス駆除のヒント
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このウイルスは12月25日に起動し、発病時にはハードディスクのCMOSを破壊しようとするものです。
以下に該当するユーザーはご注意ください。
- ウイルス対策ソフトを起動していない
- ウイルス対策ソフトを起動しているが、エンジン・DATファイルともに最新版へアップデートしていない
- ウイルス対策ソフトを起動しているが、オン・アクセス/リアルタイム・スキャナーを使用していない
W32/Kriz.3862は、Windows 95/98, NTのPE EXEファイル(実行ファイル)に感染します。またポリモルフィック性を有しています。感染ファイルが実行された場合、Krizは、次回システム再起動時まで、メモリに常駐します。そして自分自身のコードを暗号化し、小さなランダム復号化プログラムのみを残します。Krizがメモリに常駐しているときに、任意のアプリケーションによるファイル・オープンが発生すると、そのファイルにKrizが感染します。この感染はユーザーがファイルをスキャンしている時にも発生します。
感染ファイルが12月25日に実行された場合、PCのCMOS情報を消去しようとする発病が起きます。 CMOSには、日付や時刻、そのPCが使用しているハードディスクの種別などの情報が記載されています。このウイルスは、ディスク・セクタを直接消去しようとします。またBIOSをゴミ情報でフラッシュしようとします。この挙動は特定のBIOSでのみ発生します。この発病が成功した場合、コンピュータは起動不可能になってしまいます。フロッピー起動もできなくなります。その意味で、このウイルスの発病はCIHウイルスに似ています。場合によっては、このウイルスに感染ファイルが破壊されることもあり、その場合にはウイルス駆除もできなくなります。
このウイルスはkernel32.dllに感染します。その際に、オリジナルの内容を自分自身のコードと置き換えます。このためkernel32.dllからはウイルスを駆除することができず、感染時の対処としては、オリジナル・ファイルによる上書きコピーという手法をとることになります。
ウイルスコードの中には、神を冒涜するような詩が含まれていますが、これは画面表示されることはなく、またウイルスコードの中で活用されることもありません。
ウイルス未感染のシステムで感染ファイルを実行した後、KRIZED.TT6ファイルが存在している場合は、ご注意ください。
Kriz未感染マシンでKrizが初めて作動した場合、まずKernel32.dllファイルに対し自己感染チェックを行います。Kernel32.dllが既にKrizに感染していた場合、ウイルスはKERNEL32.DLをWINDOWS\SYSTEM\KRIZED.TT6にコピーし、このローカルコピー対し感染を行います。さらにWINDOWS\WININIT.INIというファイルを作成します。このファイルには以下のような行が含まれます。
[rename]
C:\WINDOWS\SYSTEM\KERNEL32.DLL=C:\WINDOWS\SYSTEM\KRIZED.TT6
この行により、Windowsは、次回再起動時に、KRIZED.TT6をKERNEL32.DLLに置き換えてしまいます。
KERNEL32.DLLの感染コピーにおいて、ウイルスは以下の関数をフックします。
CopyFileA
CopyFileW
CreateFileA
CreateFileW
CreateProcessA
CreateProcessW
DeleteFileA
DeleteFileW
GetFileAttributesA
GetFileAttributesW
MoveFileA
MoveFileW
MoveFileExA
MoveFileExW
SetFileAttributesA
SetFileAttributesW
このフックにより、PE実行ファイルが起動、コピー、移動、スキャンされた場合、そのファイルにウイルスが感染します。
| 亜種名 |
種別1 |
種別2 |
相違点 |
| W32/Kriz.4092 |
ウイルス |
Win32 |
ポリモルフィック時のサイズの微差 |
| W32/Kriz.4050 |
ウイルス |
Win32 |
ポリモルフィック時のサイズの微差 |
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