ウイルス情報

ウイルス名

W97M/Multo

危険度
対応定義ファイル 4050 (現在7634)
対応エンジン  (現在5600) 
エンジンバージョンの見分け方
別名 W97M/Multo
発見日(米国日付) 99/10/22


これは Word 97 の文書に感染するウイルスである。Word 97 の SR-1 リリースで自己複製が可能。Word 97 のマクロ警告機能をオフにする。このウイルスは"Multo"をいうモジュールで構成される。感染したファイルを MS Outlook で送信するという発病ルーチンをもつことから、W97M/Melissa.a を真似たものといえる。しかし、コードにバグが存在するため、この発病ルーチンが作動することはない。

このウイルスは、"autoexec"というサブルーチンによって、Word97を開くというシステム イベントをフックし、ウイルス コードを作動させる。このほかに"toolsmacro"、"autoclose"、"filesave"、"toolscustomize"、"filetemplates"のシステム イベントがフックされる。Word97 で同じメニュー アイテムの使用を試みると、このマクロ コードのルーチンが作動する。

"Multo"モジュール内のコメントが、表示されることはない。

'VirusName: Multo
'Author Name: Lucky Warrior
'Date and Time:10/21/99 9:15:55 PM

このウイルスはまた、文書を閉じたり保存すると同時に"for"という単語を"Multo"に改変するという、いたずら目的の発病ルーチンを持つ。

この時、文書のプロパティの“作成者”を"Lucky Warrior"に、“コメント”を"Multo by Lucky Warrior"に改変する。

以下の症状があった場合、本ウイルスに感染している恐れがある。 感染文書を開いた際のマクロ警告。グローバルテンプレートのサイズの増加。語句の置き換え(上記参照)。文書プロパティの改変(上記参照)。