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・W32/Nexiv.wormはIRCベースのワームで、セキュリティが不十分なネットワーク共有で繁殖します。以下の脆弱性も悪用します。
総称による検出
・McAfee製品は、RAR SFXに含まれる複数のファイルを総称で検出します。圧縮ファイルのスキャンを有効にすると、繁殖活動において中心的な役割を果たす以下のコンポーネントを総称で検出します。
- SYSCONF32.EXE:定義ファイル4209以降で、Downloader-AKとして検出(ファイルの解凍には、4.2.40エンジンが必要)。バイナリファイル。メインのSFXアーカイブをダウンロードして複製サイクルを再開するために、リモートマシンにコピーして、実行
- DCOM.EXE:DcomRPCの脆弱性(MS03-026 )を悪用。定義ファイル4288以降で、Exploit-DcomRPCウイルスとして検出。DcomRPCの脆弱性の悪用以外でも、W32/Lovsan.worm.aとの類似点あり
- EXPLORED.EXE:ワームの機能の中心部を担うmIRCクライアント。定義ファイル4269以降でIRC/Flood.cfの亜種として検出
繁殖メカニズムの概要
・W32/Nexiv.wormは、親SFXアーカイブ(SLET.EXEというファイル名の可能性があります、813,740バイト)が実行されると、ローカルマシンに感染します。感染すると、%SysDir%ディレクトリに多数のファイル(一部は無害のファイル)を落とし込みます。
・落とし込まれたバッチスクリプトの1つは、セキュリティが不十分なリモート共有へのアクセスを試みます。アクセスに成功すると、そのリモートマシンでトロイの木馬型ダウンローダ(SYSCONF32.EXEファイル)を実行します。このダウンローダは、親SFXアーカイブ(SLET.EXEファイル)をダウンロードして実行するように設定されており、繁殖サイクルを再開します。
インストール
・SFXドロッパが実行されると、%SysDir%ディレクトリに以下のような多数のファイルを落とし込みます。
- aliases.ini(83バイト):IRC設定スクリプト。上記のエンジン/定義ファイルで検出
- dcom.exe(4,608バイト):MS03-026 の脆弱性を悪用するコンポーネント。総称で検出(上記参照)
- Explored.exe(640,000バイト):mIRCクライアント。総称で検出(上記参照)
- ie6.dat(209バイト):IRC設定スクリプト。上記のエンジン/定義ファイルで検出
- kernel33.exe(22,016バイト):IRC/Flood.eとして検出
- kill.exe(15,872バイト):プロセスを終了させる、無害なアプリケーション
- mirc.ini(2,894バイト):IRC設定スクリプト。上記のエンジン/定義ファイルで検出
- moo.dll(106,496バイト):無害なIRCファイル
- optixcl.exe(4,128バイト)
- psexec.exe(37,376バイト):RemoteProcessLaunchアプリケーションとして検出
- remote.ini(714バイト):IRC設定スクリプト。上記のエンジン/定義ファイルで検出
- scan.jpg(3,178バイト):IRC設定スクリプト。上記のエンジン/定義ファイルで検出
- SECURE.BAT(458バイト):IRC/Flood.biとして検出
- server.txt(2,248バイト):ログファイル
- servers.txt(77バイト):アクセス先のIRCサーバのリスト
- irc.zeter.net
- irc.xstatic-irc.com
- irc.fuckin-elite.org
- irc.xtreme-chat.net
- syn.dll(1,045バイト):IRC設定スクリプト。上記のエンジン/定義ファイルで検出。SYNフラッド攻撃関連ファイル
- SysConf32.exe(3,216バイト):トロイの木馬型ダウンローダ(Downloader-AK)。総称による検出(上記参照)
- temp.scr(13,395バイト):IRCのユーザ名リスト
- v32driver.bat(12,256バイト):バッチスクリプト。IRC/Flood.bqとして検出
- w32C.dll (11,264バイト):mIRCユーティリティDLL
- W32F7s.dll(42バイト):設定ファイル
- W32Gx.dll(67バイト):IRC設定スクリプト。上記のエンジン/定義ファイルで検出
- W32xGPL.exe(1,024バイト):FSGで圧縮されたPEファイル。mIRCクライアントを起動。以下のレジストリキーでシステムの起動をフック
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\
- urrentVersion\Run
"Micro0soft Updater" = %SysDir%\W32xGPL.EXE
- wget.dll(3,152バイト):IRC設定スクリプト。IRC/Flood.bcとして検出
- wi354.dat(26バイト):IRC設定スクリプト。上記のエンジン/定義ファイルで検出
- win32.dat(397バイト):IRC設定スクリプト。上記のエンジン/定義ファイルで検出
- winconf.dll(68,177バイト):IRC設定スクリプト。上記のエンジン/定義ファイルで検出
- WS_FTP.LOG(99バイト):FTPのアプリケーションログファイル
- y32pL.dll(3,990バイト):IRC設定スクリプト。上記のエンジン/定義ファイルで検出
・W32/Nexiv.wormが実行されると、IRCサーバにアクセスして特定のチャネルに参加し、ハッカーからの以下のようなコマンドを待ちます。
- ターゲットマシンに対するSYNフラッド攻撃の実行
- システム情報やネットワーク情報の取得
- 特定のポート(Sub7とOptixKiller関連)が開いていないか確認
- ワームの削除
- Windows Registry(例:Windows、Photoshop)からシリアルキーを取得
- RPCの脆弱性を悪用するリモートマシンをスキャン(dcom.exeファイルを使用)
・少なくとも1つのIRCスクリプトには、以下のテキストが含まれています。
HellFire 1.5a by ^htv^ & Crash
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