ウイルス情報ウイルス情報| 危険度 | 低 | | 対応定義ファイル | 4002 (現在7109) | | 対応エンジン | (現在5.4.00) エンジンバージョンの見分け方 | | 別名 | Parity_Boot.A | | 亜種 | Parity_Boot.B, Parity_Boot.C, Parity_Boot.D, Parity_Boot.E | |
|
|
Parity Boot.Aは、メモリ常駐ステルス型ウイルスで、マスタブートレコード(MBR)およびブートセクタに感染する。このウイルスは、パーティションテーブルのデータを破壊する上、ルートディレクトリ内の破壊を引き起こすこともあるので、破壊的なウイルスと見なされている。
感染すると、メモリに常駐するようになる。
割り込み12のリターンは、9FC0に移動される。また、このウイルスは、サイド0、シリンダ0、セクタ1のMBRをサイド0、シリンダ0、セクタ14にコピーしてから、元のMBRに感染する。
Parity Boot.Aウイルスは、いったんメモリに常駐すると、書き込み保護の設定されていないディスケットがアクセスされた場合に、そのディスケットに感染する。360Kの5.25ディスケットの場合、元のブートセクタはセクタ11に移動される。1.2Mの5.25インチディスケットの場合、元のブートセクタはセクタ28に移動される。いずれの場合も、移動先のセクタは、ルートディレクトリの最終セクタであるため、そのセクタにもともとあったディレクトリエントリは、すべて上書きされる。
これはステルス型ウイルスであり、ハードディスクのMBR、およびディスケットのブートセクタを読み取ろうとすると、その宛先を元のMBRおよびブートセクタに変更してしまう。
時折、感染システムがハングして、次のメッセージが表示される。
"PARITY CHECK"
DOS CHKDSKが示すように、システムメモリと使用可能な空きメモリの合計は、1,024バイト減少する。
MBRやブートセクタに感染するウイルスが、コンピュータに感染する唯一の原因は、感染したフロッピーディスクを使用してブートを試みることである。ディスケットのブートセクタには、そのディスケットがブート可能かどうかを判断し、"Non-system disk or disk error"というメッセージを表示するためのコードがある。このコードが、感染を隠蔽してしまう。システムディスクではないことを告げるこのエラーメッセージが表示されるまでには、感染が行われている。
ウイルスはいったん発動すると、ハードドライブのMBRに感染し、メモリ常駐型となるおそれがある。その後、ブートが行われるたびに、ウイルスはメモリにロードされて、そのマシンからアクセスしているフロッピーディスクに感染しようとする。