・PWS-Zbot.gen.vが実行されると、以下のレジストリ項目を改変します。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\WindowsNT\CurrentVersion\Winlogon]
"Userinit" = "C:\WINDOWS\system32\userinit.exe, C:\WINDOWS\system32\sdra64.exe"
・上記のレジストリ項目により、正規のWindowsアプリケーションであるwinlogon.exe、userinit.exeに自身をフックして、乗っ取ったユーザの目に触れないようにし、システムが起動するたびにPWS-Zbot.gen.vが実行されるようにします。
・以下のファイルが乗っ取ったシステムに追加されます。
- %SysDir%\lowsec\local.ds
- %SysDir%\lowsec\user.ds
- %SysDir%\lowsec\user.ds.lll
- %SysDir%\sdra64.exe
・「sdra64.exe」というファイル名は単なるPWS-Zbot.gen.vのコピーです。
・以下のフォルダがシステムに追加されます。
1. %SysDir%\lowsec
・実行時、自身をシステムフォルダにコピーし、以下のIPアドレスに接続します。
http://193.104.[削除].42
・ユーザのシステムの乗っ取り後、ユーザのシステムに保存されている銀行に関する詳細情報や金融関連のパスワードを探し、リモートサイトに送信します。このように、乗っ取ったシステムからパスワードを盗み出すことがPWS-Zbot.gen.vの主な目的です。
・PWS-Zbot.gen.vは特に銀行のパスワード関連の情報を盗み出し、攻撃者に送信します。
・特定のバージョンのPWS-Zbot.gen.vでは、以下の動作が確認されました。
- %SysDir%フォルダに自身のコピーをドロップ(作成)します。
- システムプロセス(winlogon.exe、userinit.exe)にコードを挿入します。
- オンラインバンキングの取引などの機密情報をターゲットにします。
- 自身の新しいバージョンをリモート検索しようとします。
- 盗み出した情報をリモートサイトにポストします。
・以下は一般的なパス変数の既定値です。(異なる場合もありますが、一般的には以下のとおりです。)
%WinDir% = \WINDOWS (Windows 9x/ME/XP/Vista), \WINNT (Windows NT/2000) %SysDir% = \WINDOWS\SYSTEM (Windows 98/ME), \WINDOWS\SYSTEM32 (Windows XP/Vista), \WINNT\SYSTEM32 (Windows NT/2000) %ProgramFiles% = \Program Files