-- 2010年1月19日更新 --
・Roarur.DLLの最新のサンプルを詳しく分析した結果、バックドア機能に関する以下の情報が判明しました。
・Roarur.DLLに関連するDLLとして以下のファイル名が確認されました。
- Rasmon.dll
- Securmon.dll
- A0029670.dll
- Acelpvc.dll
- AppMgmt.dll
・acelpvc.dllファイルは、rasmon.dllによってロードされ、攻撃者が選んだ任意のIPポートに接続する悪質なファイルであると判明しました。acelpvc.dllはVedioDriver.dllをインポートして、キーボード、マウスの使用を監視できるようにします。
・上記のサンプルは以下のいずれかのドメインに接続します。
- 360.home[削除].com
- sl1.home[削除].org
- blog1.serve[削除].com
- google.home[削除].com
- ftp2.home[削除].com
- update.our[削除].com
・Roarur.dllはポート443に接続しますが、通信プロトコルはSSLではなく、暗号化されたカスタムプロトコルです。
・システムにインストールされると、バックドアによってシステムが完全にコントロールされます。以下のような例が確認されています。
- プロセス権限の調整、プロセスの終了
- サービスのコントロール
- ファイルのリモート実行
- レジストリの操作
- ファイルシステムの操作(検索、削除、コピー)
- システムの操作(システムの終了、再起動、イベントの消去)
- 他のコンポーネントの呼び出し、プロセス間通信
- Network.icsの操作
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・Roarur.dllはOperation Auroraの第3段階です。Operation Auroraの詳細は以下を参照してください。
・Roarur.dllが実行されると、ターゲットコンピュータにサービスを作成し、以下のレジストリキーを改変します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\RaS [% ランダムな4文字 %]
"ImagePath" = %SystemDir%\svchost.exe -k netsvcs
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\RaS [% ランダムな4文字 %]
"Start"= 02, 00, 00, 00
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\RaS [% ランダムな4文字 %] \Parameters
"ServiceDll" = %SystemDir%\rasmon.dll
・ファイル名、サービス名、dllの格納場所が上記と異なる亜種が確認されました。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\AppMgmt\Parameters
ServiceDll = "C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\AppMgmt.dll"
・DLL(RASMON.DLL)がSVCHOST.EXEに挿入され、以下の機能を実行します。
- 以下のファイルがシステムに存在するかどうか確認します。
- acelpvc.dll(このファイルが存在したら、必ず感染しているというわけではありません)
- VedioDriver.dll(このファイルが存在したら、必ず感染しているというわけではありません)
・以下のリモートサーバへの接続が行われます(異なるサーバに接続する新しい亜種が確認されています)。
- 360.home[削除].com
- update.ou[削除]y.com
・コントロールを行うホストからコマンドを受け取ります。亜種によって異なりますが、以下のような例があります。
- プロセス権限の拡大
- システムのシャットダウン/再起動
- cmd.exeによるコマンドの実行
- 追加コンポーネントのダウンロード
- システムレジストリの改変
- ローカルリソースのリストアップ(ドライブ、サービスなど)
- ローカルファイルシステムの改変
- mdm.exeの実行
- 自身の更新
・バックドアはターゲットマシンから以下の情報を収集し、サーバに送信します。
- HARDWARE\DESCRIPTION\System\CentralProcessor\MHzレジストリキーの内容
- サービスパック名
- マシン名
- OSのバージョン
・情報はwindows/system32/drivers/etc/networks.ics fileにある暗号化されたファイルに保存されます。
・通信プロトコルの詳細は以下を参照してください。
McAfee Labsブログ:An Insight into the Aurora Communication Protocol(Auroraの通信プロトコルについて)