--2003年8月28日更新情報--
W32/Raleka.wormの新しい亜種が2003年8月28日に発見されました。この亜種は定義ファイル4288以降ではExploit-DcomRpcとして検出されますが、定義ファイル4290を使うとW32/Raleka.worm.bとして検出されます。
・W32/Raleka.wormは、定義ファイル4288と4.2.40以降のスキャンエンジンを使用して圧縮ファイルのスキャンを有効にすると、Exploit-DcomRpcの亜種として総称で検出されます(VirusScan 7は、圧縮ファイルのスキャンを無効にすることもできます。デフォルトでは、有効です)。
・W32/Raleka.wormは、WindowsのRPCサービスの脆弱性(適用パッチMS03-026)を悪用する、新しいワームです。実行されると、IPアドレス212.59.199.45から追加のファイルをダウンロードしようと試み、バックドアファイルをインストールし、脆弱点を持つマシンのIP範囲をスキャンし始めます。
・修正プログラムを適用されていないシステムを見つけると、W32/Raleka.wormは7ビット単位に記号化されたDOWN.COM (8954 bytes)と呼ばれるファイルを感染マシンに作成し、攻撃を仕掛けているホストのIPアドレスとポート番号を使って実行します。このファイルはInternet Explorerで、追加ファイルを上記のIPアドレスからではなく、攻撃を仕掛けているホストからダウンロードします。
・以下のファイルがSYSTEMフォルダにダウンロードされます。
- NTROOTKIT.EXE (128000 bytes) バックドアー型トロイの木馬
- NTROOTKIT.REG (245 bytes) バックドアー型トロイの木馬 REGファイル
- SERVICE.EXE (27136 bytes) サービスインストールアプリケーション
- SVCHOST32.EXE (14880 bytes) ワーム本体
- SVCHOST.CMD (132 bytes) バッチファイル
・WindowsのSystemディレクトリにダウンロードされたNTROOTKITファイルは定義ファイル4289以降を使うと"NTRootKit-E"として検出されます。
・ダウンロードされると、W32/Raleka.wormは、SYSTEMフォルダのSVCHOST.EXEを自身で上書きし、実行します。
・W32/Raleka.wormは自身のIRCエンジンを使って以下のIRCサービスに接続します。
- irc.servercentral.net
- irc.secsup.org
- irc.nac.net
- irc.mpls.ca
- irc.mindspring.com
- irc.limelight.com
- irc.limelight.us
- irc.isprime.com
- irc.isdnet.fr
- irc.hanetele.no
- irc.red-latina.org
- irc.ultra-irc.net
- irc.ircsoulz.net
・脆弱性をもつホストが感染すると、感染マシンのIPアドレスは攻撃を仕掛けているマシンのSYSTEMディレクトリ内にある"RPCSS.INI"ファイルに記述されます。