ウイルス情報

ウイルス名

Sampo

危険度
対応定義ファイル 4002 (現在7633)
対応エンジン  (現在5600) 
エンジンバージョンの見分け方
別名 69, Sanpo, Wllop


Sampoは、メモリ常駐型ウイルスで、マスタブートレコード(MBR)およびブートセクタに感染する。MBRおよびブートセクタに感染するウイルスは、ウイルスとして最も成功した種類に入る。この種のウイルスは、作成が非常に容易であり、低レベルでコンピュータを支配することができる。

Sampoは、感染すると、システムのハードディスクのマスタブートレコードに感染し、メモリに常駐するようになる。感染システムに保存されているファイルは破壊しない。

Sampoは、Kampanaという別のウイルスを利用して、ユーザにトリックを仕掛ける。ユーザが、書き込み保護の設定されているクリーンディスケットにアクセスしようとすると、そのディスケットがKampanaに感染しているように見える。そのため、ユーザが、Kampanaを除去しようとディスケットの書き込み保護を解除すると、Sampoウイルスがそのディスケットに感染する。

11月30日の日付が、Sampoウイルスのトリガの働きをする。この日付に、Sampoは、青いボックスと次のメッセージを表示する。

"S A M P O"
"Project X"
"Copyright (c) 1991 by the SAMPO X-Team."
"All rights reserved."
"University of the East Manilla"

システムメモリと使用可能な空きメモリの合計は、512バイト減少する。

Sampoによるシステムのマスタブートレコードへの変更により、システムをブートする際や、ディスクドライブにアクセスする際に障害が発生することがある。

MBRやブートセクタに感染するウィルスが、コンピュータに感染する唯一の原因は、感染したフロッピーディスクを使用してブートを試みることである。ディスケットのブートセクタには、そのディスケットがブート可能かどうかを判断し、"Non-system disk or disk error"というメッセージを表示するためのコードがある。このコードが、感染を隠蔽してしまう。システムディスクではないことを告げるこのエラーメッセージが表示されるまでには、感染が行われている。ウィルスはいったん発動すると、ハードドライブのMBRに感染し、メモリ常駐型となるおそれがある。その後、ブートが行われるたびに、ウィルスはメモリにロードされて、そのマシンからアクセスしているフロッピーディスクに感染しようとする。