・Stealtherはトロイの木馬で、複数の大学で広く出回っています。最近発見されたDCOM RPCの脆弱性を悪用して、バックドア型トロイの木馬(定義ファイル4255以降でBackDoor-TCとして検出)とDCOM RPCの脆弱性のパッチをコピーします。エクスプロイトされたシステムにはパッチが適用され、BackDoor-TCがインストールされますが、Stealtherが、BackDoor-TCと自身の存在を隠蔽します。
・Stealtherは、実行中のプロセス、ファイル、およびレジストリキーを隠蔽するように設計されています。実行されると、CSRS*.EXEという名前のファイルをすべて隠蔽します。感染したシステムをセーフモードで起動する、またはネットワーク共有を介してシステムに接続するとStealtherを表示できます。
・最近の攻撃の詳細は以下のとおりです。感染したシステムには、以下のファイルが存在します。
| %WinDir%\system32\csrsv.exe |
Stealther |
| %WinDir%\system32\csrsu.exe |
ExeStealth(圧縮されたBackDoor-TC) |
| c:\update.exe |
MS03-026の脆弱性に対するパッチ |
・以下のレジストリキーが存在します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\CSRSPX
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\CSRSWIN1
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\CSRSPX
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\CSRSWIN1
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet002\Services\CSRSPX
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet002\Services\CSRSWIN1
・CSRSPXキーはStealtherを読み込んで、CSRS*.EXEという名前のすべてのファイル(この場合は、BackDoor-TCとStealther)を隠蔽します。BackDoor-TCが聴取するTCPポートについてはさまざまな報告を受けています。攻撃を仕掛けるハッカーが、このポートを設定しているようです。