・W32/Sasser.worm.gはMicrosoft Windowsのセキュリティホールを利用することで繁殖し、ユーザが何もしなくても、マシンからマシンへとウイルスを広げていきます。
・繁殖のメカニズムはこれまでの亜種のものと同様です。
W32/Sasser.worm.gはIPアドレスをランダムにスキャンし、利用可能なシステムを探します。該当するシステムを発見すると、LSASS.EXE内のバッファをオーバーフローさせることでセキュリティホールのあるシステムを利用します。
W32/Sasser.worm.gはTCPポート9996上にリモートシェルを作成します。
次にcmd.ftpという名前でFTPスクリプトをリモートホストに作成し実行します。FTPスクリプトでは、FTP.EXEアプリケーションを使用して、感染したマシン(ポート9996)からリモートホストにワームを取り出します。次にW32/Sasser.worm.gが実行されます。
このFTPスクリプトは、標的となるマシンに、ウイルスに感染したホストからW32/Sasser.worm.gを上述の#_up.exeファイルと共にダウンロードして実行するように指示します。
このウイルスに感染したホストはTCPポート9996上のFTPトラフィックを受け入れます。
・W32/Sasser.worm.gは複数のスレッドを発生させます。スレッドにはローカルクラスAのサブネットをスキャンするもの、クラスBのサブネットをスキャンするもの、完全にランダムなサブネットをスキャンするものがあります。10.0.0.0や192.168.0.0のようなパブリックがローカルサブネットに存在する場合のみ、W32/Sasser.worm.gはパブリックのスキャンを行います。攻撃の対象となるポートはTCP445です。