ウイルス情報

ウイルス名

V-1n

上書きウイルスであるV-1nグループは、1992年5月に確認された。このグループの発生地は不明である。この項に挙げるウイルスは、V-3nの項で説明するウイルスの初期バージョンである。V-3nの項のウイルスとは異なり、ここで説明するウイルスは、上書きウイルスである。この項では、以下に示す他のグループメンバーのほか、これらのウイルスの元であるV-10について説明する。この項のウイルスはいずれも、COMMAND.COMを含む.COMファイルに感染する。

V-10ウイルスに感染したファイルが実行されるたびに、このウイルスは、現行ディレクトリにある3番目の.COMファイルに感染し、そのファイルの最初の624バイトを上書きする。その後、ユーザは、DOSプロンプトに戻される。

感染先ファイルの最初の624バイトがV-10ウイルスのコードで上書きされるほか、DOSディスクディレクトリに表示される感染ファイルの日時も、感染発生時のシステムの日時に更新される。感染先のファイルがもともと628バイト未満の場合、ファイル長は628バイトになる。628バイトを超えるファイルについては、ファイル長の増加はない。V-10に感染したファイル内には、次のテキスト文字列を見つけることができる。

"*.COM" "????????COM" "V - Version 1.0"

V-10は、自己複製して、感染先のファイルを破壊する以外には、何も行わない。

V-1nウイルスグループのメンバーには、他に次のウイルスがある。