・W32/Winemmemはパッケージ、インストーラ、自己解凍型の圧縮ファイル(エキストラデータ、いわゆる「オーバーレイ」を持つファイル)に感染します。オリジナルのアプリケーションのコードセクションを書き換え、ランダムなサイズのコードのブロックをコードセクション、OEPの先頭からファイルの終わりに移動して、エキストラデータのサイズを増やします。新しいセクションを作成したり、PEヘッダを改変したりすることはありません。感染ファイルの実行時にシステムを制御するため、エントリポイントにあるオリジナルのコードを書き換えます。
・実行時、カレントプロセスの以下のAPIにフックします。
- CreateFileA
- ExitProcess
- ExitWindowsEx
-- 2009年4月7日更新 --
・感染すると、W32/WinemmemはCreateFileA() APIにフックします。W32/Winemmemはシステムを制御し、Program FilesフォルダのWindows PE実行ファイルを検索します。さらに、インポートテーブルを解析し、実行ファイル(EXE)に関連するシステムダイナミックリンクライブラリ(DLL)を検索します。次に、見つかったDLLを見つかったEXEファイルと同じフォルダにコピーし、エントリポイントのコードを改変し、ウイルス本体を最後のセクションの終わりに付加して、コピーしたDLLに感染します。これにより、感染したEXEファイルが実行されるたびに悪意のあるコードが実行されるようにします。
・実行時、W32/WinemmemはCreateFileA() APIにフックし、感染したアプリケーションが最初にこのAPIを呼び出したときに悪質な活動を実行します。また、ドライブ全体で感染可能な実行ファイルを検索することにより、リムーバブルドライブのファイルに感染し、[削除].c0m.stからリモートファイルをダウンロードし実行する可能性があります。
・改変されたシステムライブラリもW32/Winemmemという名前で検出されます。