クラウド型セキュリティ製品の導入事例

「Managed Total Protection」は「SaaS Endpoint Protection」の旧製品名称です。
掲載内容、企業およびご担当者のプロフィールは取材当時のものです。
現在は変更されている可能性もございますのでご了承下さい。

山梨県勝沼町 

■業種:自治体 ■導入製品:Managed Total Protection ■導入台数:350台

今回は山梨県勝沼町の先進事例をご紹介します。情報化推進室の深沢様、辻様にお話を伺いました。




-- 勝沼町といえばやはり葡萄とワインです。ワインはいつから造っているのですか?

明治10年に、勝沼の二人の青年、土屋龍憲と高野正誠がフランスに渡り、ワインの修行をして、町にノウハウを持って帰ってくれた。それが勝沼ワインの始まりです。途上、さまざまな波乱もありましたが、常に町民と役場とが一体になって勝沼ブランドを育て、今日では、国内醸造量の約25%を醸造できるまでになりました。





-- ぶどうも明治時代から作るようになったのですか?

ぶどうの方は奈良時代から作っております。

-- えっ、奈良時代ですか!? それは驚きました。私は葡萄というのは輸入果物だと思っていました。

まあ、輸入は輸入なんですが、いつ輸入されたかというと奈良時代なので、国産果物と言っても差し支えないと思います。勝沼で育てている葡萄は「甲州種」といいますが、これはコーカサス地方の種と同系統のものです。葡萄は、奈良時代にコーカサスからシルクロードを通って中国に伝わり、さらに海を渡って、ここ日本にやってきました。考えようによっては勝沼はシルクロードの終点とも言えるのです。

- コーカサス種というとグルジア・ワインですね。グルジアはワイン発祥の地と言われていますよね。あれ、独特の味わいがあって美味しいんですよね。その種と同じとは興味深いです。

勝沼があるここ甲府盆地は夏暑くて冬寒い。ぶどうの生育に大変適した場所でもあります。

- 夏暑くて冬寒い盆地だからぶどう栽培というのも納得ですね。私はスペインワインが好きなんですが、あそこも夏暑くて冬寒いので、フランス物のようにいちいち何年も寝かさなくても、できた段階ですでに美味しいワインになっていると聞きました。

ちなみに勝沼は江戸時代には甲州街道29宿で最も栄えた宿場町です。松尾芭蕉の俳句にも「勝沼や馬子はぶどうを食べながら」という句があります。

- なるほど。とにかく葡萄というのは、昔からあるものだということが分かりました。




- 勝沼町様がウイルス対策に本格的に取り組むようになったのはいつ頃からでしょうか。

勝沼町がパソコン一人一台体制になり、場内LANを敷いたのは、平成13年末のことです。その時点では役場全体の統一的なウイルス対策はまだありませんでした。さらに外部接続を開始したのは、平成14年初め頃です。ところが役場内LANを確立し、外部接続を始めたその日にウイルス被害が発生しました。

-- 外からウイルスがやってきたのでしょうか。

いえ、内部のサーバに長らく滞留していたウイルスが、接続が始まったとたんに、隣接するPCに向けて移動を始めたのです。

-- なんだか不気味ですね。

まったくです。こんなことではいけない。本格的なウイルス対策を始めなければと考え、ウイルス対策ソフトを統一購入したのが、平成14年4月下旬です。この時はマカフィーさんでない他社の製品を購入しました。当時ネットワーク構築を依頼した企業が、その製品を推薦してきたことが選定の大きな理由です。




その後、「地域イントラネット」事業や「広域ネットワーク」事業を進める中で、それまでは役場内だけが対象だったLANが大きくひろがりました。まず町内各地に散在するの出先機関も統一ネットワークの中に参加しました。また各学校のパソコン計170台も同じネットワークトポロジーの中に置かれることになりました。かつては役場内一箇所の集中LANだった環境が、出先機関や学校を含むことにより、一気に分散点在の状況に変わったのです。これによりウイルス対策ソフトに求められる基準も変わりました。

-- それまでお使いの対策ソフトでは追いつかない部分もでてきたのでしょうか。

決して、追いつかないというわけではない。ただコストと手間がかさむことが予想されました。まずその製品の場合、パターンファイルの更新を自動化するにはサーバを設置しなければならなかった。では出先機関ごとにサーバを置くのか、学校ごとにサーバを置くのか? いちいち物理的にサーバを置かねばならないわけではないにせよ、だったらどのように構成したらよいのか、また勉強しなおして計画しなければならないのか? またそれでよしんばサーバを配置できたとして、その後もずっとそのサーバの運営管理を続けなければならないのか? そういったことを総合的に考えた場合、その対策ソフトを惰性と慣性で継続使用し続けるのは、必ずしもベストの選択肢ではないと思いました。

またその会社の製品の場合、PCリソースの消費量が多い、いわゆる「重い」という状況で、実際、役場内からもそういう苦情が上がっておりました。




-- どのようにして次の対策ソフトを選定したのでしょうか。

すべてをいったん白紙に戻し、ゼロベースで各社を比較するべきだと考えました。そこで地域イントラネットを施行してもらった企業に依頼して、各社各製品の資料をいろいろ揃えていただきました。さらに勝沼町としてウイルス対策に求める条件をその会社に説明し、もっとも良い製品を推薦してほしいと求めたところ、候補として上がったのがマカフィーさんのManaged Total Protectionだったというわけです。

まず更新が全自動であり、管理サーバも必要なく、散在する出先機関も管理レポートで一望管理できる製品だそうでした。これなら勝沼役場、出先機関、教育機関を一元管理できると思われ、慎重に検討した結果、これを採用することに決定しました。現在は役場および出先機関に170台。学校など教育機関に170台。計340台のマシンにManaged Total Protectionを導入しています。

-- 導入後のご感想はいかがですか。

まずは期待通りの内容です。動作も軽くなりました。以前は低スペックマシンのユーザーから苦情がありましたが、今はありません。




-- ところで出先機関にも導入とのことですが、勝沼町さまの出先機関にはどのようなものがありますか?

中央公民館、健康センター、図書館などの一般的な機関に加え、勝沼町ならではの機関としては「ぶどうの丘」などもあります。

-- 「ぶどうの丘」でしたら私も知っております。温泉やワインカーブ、レストラン、美術館、宿泊施設が一箇所に揃っていて、けっこう有名ですよね。

実は、ぶどうの丘の運営については誇らしいことがあるのです。それはぶどうの丘が独立採算の公営企業でありながら黒字であるということですが、最近は厳しい社会情勢で厳しい対応を迫られております。

-- 独立採算公営企業ということは、役場が運営している企業ということですね。そこが黒字であるということはつまり人件費や施設維持費、修繕費に税金を投入する必要がない。そこからの収益だけで十分やっていける、ということですね。正直言いまして、公営企業というと赤字経営、放漫経営、税金の無駄遣いのニュースばかり耳にします。ぶどうの丘はすごいですね。

そう言っていただけると光栄です。今後も、お客様本位のサービスを充実させて、今の黒字状態を継続させたいと考えております。ちなみに東京には「カーブ・ド・カツヌマ」というレストランも出店しております。勝沼ワイン各種を堪能なさりたい方はぜひご利用ください。

-- 役場がレストラン経営とは驚きました。手広いですね。

ですが、そのようにして機関を散在させていくと、ウイルス対策などの管理が煩雑になっていきがちなのです。この他、勝沼町では、町のCATV回線をインターネット用に安価に町民に提供する「町営プロバイダ」事業も行なっております。また日曜日には町民向けのパソコン教室を開いたりもしています。普通なら土日は役所はお休み。でもそうした役場都合で、平日のパソコン教室の開催も大事ですが、土日にも開いてこその住民本位の情報化、そう考えております。

こうした活動は今後も大いに進めていきたい。一方、セキュリティも確実確保しなければなりません。そのための強力な支援ツールとしてManaged Total Protectionには大いに期待しております。

-- ご期待に沿えるよう頑張ります。今日は貴重なお話を有難うございました。


取材日:2003年8月

※上記の使用感がすべてのお客様で実感できることを保証するものではありません。詳しくは弊社パートナー、弊社営業、またはこちらまでお問い合わせください。

トップへ戻る