クラウド型セキュリティ製品の導入事例

「Managed Total Protection」は「SaaS Endpoint Protection」の旧製品名称です。
掲載内容、企業およびご担当者のプロフィールは取材当時のものです。
現在は変更されている可能性もございますのでご了承下さい。

鹿児島県名瀬市

■業種:自治体 ■導入製品:Managed Total Protection ■導入台数:1000台

今回は鹿児島県名瀬市(奄美大島)さまの先進事例をご紹介します。企画調整課IT推進担当の松原さまと産業振興部 紬観光課の泉さまにお話をうかがいました。





(IT推進 松原さま) - 今日はせっかくの機会なので紬観光課の泉さんにもお越しいただき奄美の良さをアピールしてもらうことにしました。

-- ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

(紬観光課 泉さま) - 奄美の良さといってもあまりに多すぎるので、ここ名瀬市に限定して言いますと、まずは金作原原生林がすごい場所です。ここはかつてモスラ対ゴジラなどの映画ロケも行われたほどの、とても日本とは思えない亜熱帯雨林です。こうした雨林が市街地から車でわずか30分ぐらいのところにあるのです。

.-- ということは、今わたしたちがいるこの市役所から車で30分走ればもう亜熱帯原生林ということですか。。。おどろきですね。

また昭和47年に沖縄が返還されるまでの間は、日本の領土でもっとも南にあったのは奄美諸島でした。ですからゴジラを始めとする昭和三十〜四十年代の映画に出てくる「南国」のイメージは基本的に奄美諸島の物なのです。

ちなみに私の名刺の上半分には大浜海浜公園の写真を載せております(写真左上)。この美しい砂浜も実は市街地から車で15分足らずの場所にあります。

-- はぁ。。。またまた驚きです。。。。




こうした自然の魅力のほかに、最近の奄美のことで申しますと、まずは皆様もご存知の元ちとせさんやRIKKIさんを始めとする奄美島唄の全国ブームですね。

-- 元ちとせさんでしたら、私もCDを持っております。

元さんが生まれ育ったのは瀬戸内町の嘉徳という海沿いの小さな集落ですが、これが奄美でも非常に行きにくい場所にある集落で、山の中を走る国道58号から左に折れた細い道を車で下って下って10分ほど行くとやっと海がわずかに開けているのですが、嘉徳はそこにあります。普通、海沿いの集落には海沿いの道路で行くものですが、嘉徳の場合は、周囲に集落もなく、非常に隔絶された場所にあるので、山からでないと行けないのです。

--- 率直なところで思うのですが、なぜにそのように隔絶された場所に集落ができたのでしょうか。

それは少々、歴史的な視野が狭い物の見方ですね。実は嘉徳は縄文時代にさかのぼる昔から人が住んでいた場所で、もしかすると奄美の中でもいちばん歴史の古い地域であるかもしれぬ由緒正しき地です。ちとせさんはその嘉徳で美しい海を見ながら育ったわけですが、中学の頃から始めた島唄でめきめき頭角を表して、高校三年生の時には奄美民謡大賞で優勝をなさいました。これは民謡大賞の史上最年少記録であり、当分は破られないだろうと言われております。

嘉徳ではテレビもラジオもない頃はみなで浜に出て島唄に興じていたそうで、ちとせさんも浜辺でよく発声練習をなさっていたそうです。やはり嘉徳のような土地は島唄の唄者(うたしゃ)にとっては美声を育む英才教育の場なのかもしれませんね。

さて、その後のちとせさんの活躍は皆様もご存知のとおりです。ワダツミの木がオリコンで一位になった時は奄美本通り商店街に横断幕がでるなどして、島中がお祝いムードに包まれました。凱旋コンサートがあった時も2万が集まったといいますから、奄美全島7万人の約3割がちとせさん聞きたさに集まったことになります。特に地元の瀬戸内町の住民はほとんど集まったようですね。

ちなみに「ワダツミの木」などデビュー後の曲も良いですが、ちとせさんが高校の頃に吹き込んだ島唄もCD化地元でされており、これが非常に良いです。民謡大賞で優勝した曲、「嘉徳なべ伽那」も収録されております。私たち島の人間からすると、こちらの島唄の方が本来のちとせさんに聞こえますね。通販などもあるようですから、興味を持たれた方は一度聞いてみてはいかがかと思います。




-- 最近では、もう一つ、奄美発の全国ブームがあると聞きましたが。。。。

それは島酒(黒糖焼酎)です。今、島内の工場はどこもフル回転で操業しているが、生産がまったく追いつかず、嬉しい悲鳴状態です。特に何年か寝かした古酒は、慢性的な品薄状態が続いており、あまり島外に出まわらないようです。奄美の郷土産業としては、大島紬が有名ですが、実は今や産業規模としては黒糖焼酎の方が二倍近くの規模で大きくなってしまいました。

-- 黒糖焼酎は、昨晩飲みましたが、飲みやすくてとてもおいしかったです。

あなたが今「飲みやすい」と表現した、そのあたりが黒糖焼酎の特徴といえるでしょう。口当たり喉ごしに絹ごしの「サラリ感」があります。また奄美の水は珊瑚の深層から湧き出るアルカリ性の硬水であり、そういった要素もあいまってアルコール分解性に優れているため、二日酔いもしにくいお酒です。ところで黒糖焼酎というのは厳密な定義からすると焼酎ではなくてスピリッツに分類されるべきお酒なんですね。だから味も他の焼酎とは少し異なります。焼酎というのは麦や芋を蒸留して作りますが、奄美の黒糖焼酎の場合は、米を一時原料にして、二次仕込みの段階で、黒糖を仕込んで蒸留するわけです。酒税法の定義では、こういう製法で作った酒を焼酎とは呼ばないのですが、黒糖焼酎だけは特例として「焼酎」を名乗ることが許されています。

まあ、定義はともかくとして、とにかく美味しい! これが黒糖焼酎のすべてです。ちなみに「黒糖」という言葉がついているので、何か甘ったるいんじゃないか、カロリー高めで太るんじゃないかと思われがちですが、黒糖が入っているといっても蒸留という過程を経るわけですから、そこで糖分は全部飛んでゼロになるので、健康に悪いということもなく、それどころかあの長寿日本一の泉重千代さんが晩酌で飲んでいたのがこの黒糖焼酎ですから、立派な健康酒とも言えます。

-- 普段は何をつまみに飲んでおられるのですか。

魚味噌(いゅうみそ)、豚味噌などの島料理と一緒に飲み合わせるのがいいですね。自分で釣ったイカなどを魚に飲むのもまた格別です。奄美大島の西岸は海が西側にあるわけで、つまり夕陽は海に沈んでいくことになるわけですが、海沿いに住んでいる方などは、その夕陽を見ながら、黒糖焼酎が飲めるわけで、これは格別です。奄美は昼は暑いですが、夜になると海風で湿気が払われますし、そういう中で飲む黒糖焼酎はじつに美味い! こういう雰囲気も含めたおいしさについては、こればかりは奄美に来て飲まない限りわからないと思いますが、単にお酒として飲むだけならば、最近は通販も発達しているので、全国どこでも飲めるでしょう。お酒の好きな人は、一度は飲んでおかないと損です。

注:黒糖焼酎に興味のある方は、GoogleやYahooなどで、「黒糖焼酎」で検索するとWeb通販店などが見つかります。



-- さて、そんな奄美のウイルス対策ですが、名瀬市さまにてこれに本格的に取り組むようになったのはいつごろからでしょうか。

(IT推進 松原さま) - 以前から対策ソフトを活用しておりましたが、ウイルス定義ファイルの更新などはどうにも大変でした。小学校や水族館などの出先機関では、どうしてもモレが生じることがあり、これを何とかしなければならないと考えておりました。ウイルスの襲来はそれなりの頻度でありましたが、とりあえずは対策ソフトの方で防げており、大事にはいたりませんでした。

しかしながら、昨年の5月にはクレズが流行ったので、その時は、インターネットエクスプローラのバージョンを上げなければならないということで、しかたなく本庁および出先機関のマシンを職員総出でインストールしました。

-- 手作業で。。。というと、松原さんなど職員の方が、歩き回って一台一台インストールなさったわけですか。

そういうことです。あの時は実に大変な思いをしました。ウイルス対策のための更新作業というのは、単純作業だが手を抜くわけに行かない、これは厄介だという印象を持ちました。またクレズに関しては、直接の被害以外にも、「無実の罪」をかぶせられそうになったことがあります。

-- と、言いますと。。。?

ある日、突然、近畿地方のある自治体からメールが来て、「名瀬市さんよりこちらにウイルスが送られてきた可能性があります」といったことが書いてあったのですね。よく調査した結果クレズウイルスの悪質機能により、名瀬市が濡れ衣を着せられていただけということが分かりましたが、しかし、調査結果が出るまでは、大丈夫と思っていてもやはり「もし万が一」ということを思うと薄気味悪かったです。こうした経験もあって、やはりウイルス対策というのは計画的に更新と管理ができる体制になっていないといつか大変なことになると思いました。

そこで市内のIT関係の企業にも協力してもらい、ウイルス対策各社の製品の比較検討に入りました。そして最終的にはManaged Total Protectionを選んだわけですが、しかし選定にはずいぶん悩みました。というのも4社から提案をいただいたのですが、Managed Total Protectionを提案してきたのは鹿児島事務機さんだけで、あとの3社は一律で別の製品による対策を提案してきたからです。正直言って、知名度の点では、Managed Total Protectionでない方の製品が上でしたが、知名度といった曖昧なことだけで市のウイルス対策を決定するのも宜しくないので、各会社にプレゼンテーションをしていただくなどして、慎重に検定しました。

-- 最終的にManaged Total Protectionをお選びいただいたポイントはどのようなものでしょうか。

まずManaged Total Protectionの場合、インストールが簡単ということで、また一度インストールしてしまえばあとは全自動で何もしなくてもよいと聞き、そうであるならば名瀬市のように出先機関がたくさん散在しているシステム環境に向いていると思いました。価格の点では、他の提案と比べて遜色ないといったところでしたが、Managed Total Protectionの場合、インストールが簡単ということで、そういうことであれば、体育館や公民館などの出先機関に勤めている、コンピュータ習熟度は必ずしも高くない職員の皆様でも独力でインストールできることが予測されます。この場合、直接費用以外の「見えざる人的コスト」についても削減できるわけです。この点にも良い印象を持ちました。

これ以外に鹿児島事務機さんのプレゼン内容から得た印象の裏づけを取るために、マカフィーさんの導入事例集に出ていたある自治体に飛び込みで電話をかけて、「インストールしやすいとプレゼンを受けているが本当か」、「今度XPのバージョンを上げようとしているのだが副作用が起きたりはしないか」といったことなど疑問点につきヒアリングしました。すると「インストールはしやすい」「副作用は特にない」との回答を得ることができ、まずはプレゼンの裏も取れたので、Managed Total Protectionの導入を本決定し、現在にいたっております。

-- 現在はどのように運用なさっているのでしょうか?

現在は、本庁および出先機関すべてに導入しております。ここで言う出先機関は、出張所、公民館、水道局、下水道課、消防組合、体育館、奄美文化センター、奄美海洋展示館、そして小中学校の事務室およびパソコン教室などがこれに当たります。現状は、定義ファイルやエンジンの更新もきちんとなされており、まずは期待通りの運用です。

-- 管理レポートはいかがですか?

Webで閲覧可能なのが便利でいいですね。この部屋のPCから全市のウイルス定義ファイルの配布状況が一目瞭然で分かり、なかなか便利です。また管理レポートに関してはグループ分けが可能なので、部課や出先機関名、小中学校名をそのままグループ名に転用しております。こういう分け方をすれば、各部や各機関にパソコンが何台あるのかもついでに判明し、いわば簡易資産管理のような機能も果たしてくれていることになります。

-- ウイルスの検出状況はいかがですか?

クレズなどがよく検出されますね。ある学校ではインストール後の検査により、ウイルスが残留滞留していたことが分かり、やはり定義ファイルを最新の状態にすることが重要なのだということを再確認しました。そういうわけでウイルス対策の重要性については、文書なども用いて定期的に庁内によびかけるようにしております。

しかしながらここ奄美大島の暮らしというのは、冒頭で泉係長が行っていたとおりの物ですから、やはりウイルス定義ファイルの更新ですとか管理ですとかいった細かい話、しかも細かいわりに市の業務とは直接に関係ない話については、これを真面目に徹底せよと職員に呼びかけても、やはり島の暮らしには馴染まないとというか、少々無理がある。現実的でないわけです。だからManaged Total Protectionのような全自動のオンライン対策は、奄美大島に合っていると思います。これからもManaged Total Protectionをより改善してください。

-- 今日は貴重なお話をありがとうございました。



鹿児島県名瀬市

奄美群島というのは、鹿児島市の南西約370〜560kmの範囲に広がる有人8島(大島本島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島外3島)の総称です。 総面積は1,239平方km(大島本島は720平方kmで沖縄本島、佐渡島に次ぐ面積)です。 本市は、その奄美大島の中央に位置する群島の拠点都市、東西はそれぞれ山頂を境に東は龍郷町、西は大和村、住用村に隣接し、南は小湊漁港をひかえ太平洋に、北は東支那海に面しています


取材日:2003年6月

※上記の使用感がすべてのお客様で実感できることを保証するものではありません。詳しくは弊社パートナー、弊社営業、またはこちらまでお問い合わせください。

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