クラウド型セキュリティ製品の導入事例

「Managed Total Protection」は「SaaS Endpoint Protection」の旧製品名称です。
掲載内容、企業およびご担当者のプロフィールは取材当時のものです。
現在は変更されている可能性もございますのでご了承下さい。

グッドウィルグループ

■業種:医療・福祉 ■導入製品:Managed Total Protection ■導入台数:1000台
総合人材サービス業を主業務とするグッドウィル・グループ社は、サービスの国際基準である「ISO9002 」認証をいち早く取得するなど、この分野のトップカンパニーである。同社は、2001 年9 月のNimda 発生の際に、社内のパソコンの実に7 〜8 割が感染するという大きな被害を受けたことから、従来の個々のクライアントに依存した手動によるウイルス定義ファイルの更新のあり方を一新し、マカフィーの「Managed Total Protection 」の導入を即決した。これにより、ウイルス対策の徹底を実現したばかりでなく運用・管理を一元化し、TCO を以前の1/10 に大幅削減するという驚くべき成果を上げている。


管理面でも最適なソリューション運用・管理コストは1/10 に大幅削減Managed Total Protection の導入決定後、情報システム部では本社、そして各地区ブロックごとに導入を進めて2〜3 週間で配布を完了。ほぼ一ヶ月後には社内全体でManaged Total Protection が稼動を開始した。

黒川氏は、「これまでのウイルス対策との最大の違いは、パソコン起動時に最新のDAT に自動アップデートされるため、クライアントにアンチウイルス・ソフトの存在を意識させずに確実なウイルス対策が行えるいう点です。従来は、いくらアップデートの必要性を訴えても、クライアント任せでは必ず穴が出てくるし、それをシステム部の4名でフォローするなどとても不可能でした。この点、Managed Total Protection では、Web ブラウザで管理レポートを参照できるため、ウイルス対策が徹底したばかりでなく、管理が一元化され、我々が求めた最適なソリューションを実現してくれました」と強調する。

また、巻口氏もコスト面に付いて触れ、「以前のアンチウイルス・ソフトと比べると、ライセンスコストで半分になりました。さらに、ソフトのインストール、アップデート、およびその管理といった運用・維持・管理に掛かるTCO を考慮すると、以前の1/10 に大幅削減しています」と驚きを隠さない。こうしてクライアントにおけるウイルス対策を実現した同社では、今後、メール経由のウイルスを入り口で撃退するゲートウェイ対策として、「WebShielde500 Appliance 」の導入を検討しており、さらなるウイルス対策の徹底を図っていく考えだ。


Nimda が従来のウイルスと違う点は、ウイルスの添付メールを不用意に開いて感染するだけでなく、サーバソフトのセキュリティホールを突いたり、LAN 上の共有ファイル経由、メールのプレビュー、さらにはWeb 閲覧だけでも感染するなど、これまでにない強力な感染力を持っていたことだ。

実際、社内でもWeb 閲覧の際に感染した例もあり、これまでの「知らない相手からのメールを空けない」という対応では、これらのウイルスへの対策はまったく無力だということを示している。これだけ強力な感染力を持つNimda だけにその後処理も大変で、情報システム部システム開発課の巻口浩介氏は、「しばらくは駆除すると別のクライアントに発生し、それを駆除すると次のクライアントが・・という繰り返しで、最終的に社内から完全駆除ができた時には年末になっていました」と語る。

ただ、せめてもの幸いは、社外にウイルス感染を拡大しなかったこと、そして基幹システムを止めずに済んだことであった。Nimda に感染するまで、同社におけるウイルス対策は、他社のアンチウイルス・ソフトをライセンス購入してクライアントに導入し、後は個々のユーザにDATの更新を手動で行ってもらうというものであった。このため、多くのクライアントでは、DAT が更新されず、導入時からそのままになっているものもあったという。

さらに、問題なのは、クライアントの更新状況を情報システム部で確実に管理する方法がないことであった。そして今回のNimda には、ここを弱点として突かれたのである。この点を踏まえて情報システム部では、人手に頼らない確実なウイルス対策と管理を実現できるソリューションを早急に求めた。

「実は、システム部の4 名のうち、Nimda に感染したのは私だけで、他の3 人は感染を免れていました。その理由は、3 人のクライアントにはNimda 発生の2 週間ほど前から、たまたま検証のためManaged Total Protection のトライアル版を導入していたからなのです」と黒川氏は語り、「その効果が絶大であることが、今回の例がまさに実践で証明しました」と強調する。


「その日は本当に長い一日でした」と感慨深げに振り返るのは、同社情報システム部次長の黒川三千一氏。黒川氏にとって2001 年9 月18 日は決して忘れることのできない日となった。

異変は黒川氏が同日の朝、自身のパソコンを立ち上げた時に始まった。「気が付くとメールソフトが勝手にあちこちにメールを送りつけていました。それを見た瞬間、Nimda にやられたと直感的に悟りました」と黒川氏は当時を振り返る。

程なくして、社内のあちこちから情報システム部にNimda 感染の報告が相次ぎ、その後、システム部の電話はひっきりなしになり続け、黒川氏をはじめ4 名のシステム部の社員は終日、ウイルス対策に追わることとなった。

「Nimda の存在は、その前日にIT 業界のニュースなどですでに耳にしていました。しかし、私も他のシステム部の者も他人事としか考えていなかったというのが本音で、まさか自分の会社でこれだけ大規模な感染が引き起こされるとは思っても夢にも思いませんでした」と黒川氏。感染は本社だけでなく全国の支社でも相次ぎ、最終的には、社内にある約800 クライアントの内、7 〜8 割近くがNimda に感染。しかも、川上真一郎社長のパソコンまでもが感染する事態となった。


グッドウィル・グループ社は、総合人材サービス業を主業務とする店頭上場企業で、全国194 の拠点網をし、24 時間365 日体制で57 万人ものスタッフ動員力を誇っている。

同社の主な事業分野は、創業以来の中心事業である軽作業請負業を中心に、建築・内装・施工/オフィス移転/セールスプロモーションの人材アウトソーシング、さらに、PC のセットアップやインストール等の作業に特化したテクニカルサポートなどを含むアウトソーシング事業を幅広く展開している。

この他、傘下には、在宅介護サービスの大手企業として有名なコムスンを要している。さらに同社は、昨年9 月1 日に、軽作業請負業で業界3 位に位置するラインナップ社を完全子会社化。この分野での圧倒的なNo.1 の地位を築き上げると同時に、サービスの国際基準である「ISO9002 」認証取得などと合わせて、人材サービス業としてさらに付加価値の高い事業を強く推し進めようとしている。

取材日:2003年4月

※上記の使用感がすべてのお客様で実感できることを保証するものではありません。詳しくは弊社パートナー、弊社営業、またはこちらまでお問い合わせください。

トップへ戻る