クラウド型セキュリティ製品の導入事例

「Managed Total Protection」は「SaaS Endpoint Protection」の旧製品名称です。
掲載内容、企業およびご担当者のプロフィールは取材当時のものです。
現在は変更されている可能性もございますのでご了承下さい。

岐阜県 可児市

■業種:自治体 ■導入製品:Managed Total Protection ■導入台数:2000台
岐阜県可児市では、庁舎内と小・中学校等全てのインターネット接続端末約二千台のコンピュータウイルス対策として、マカフィー株式会社のA S P 型ウイルス対策サービス「Managed Total Protection」を、NTT- ME の協力で導入し、平成13 年11 月より運用開始した。

地方自治体で本格的なASP ウイルス対策は初となるものの、これにより、すべてのインターネット端末について、ウイルス定義ファイルの自動更新と一元管理を実現、さらにウイルス対策の運用コスト削減をも可能とするなど、大きな成果を上げている。


可児市では、地域のコミュニケーションの向上を目的に、さまざまな情報化教育のためのインフラ整備に取り組んできた。平成9 年度には、PC 教室の整備として市内の各小学校と中学校にそれぞれ20 台、40 台のPC を配備。さらに市内全域を網羅する「CATV- LAN 」を構築し、市内の公共施設と市役所を結ぶイントラネットを構築した。

10 年度には、市内の小中学校でインターネットを利用可能とし、各校でホームページを開設。13 年には市役所の1 人1台環境整備を完了すると共に、電子自治体の推進に向けた取り組みを進めている。


このように、インターネット利用が活発化する中で、問題となってきたのがコンピュータ・ウイルスへの対策であった。可児市における従来のウイルス対策は、端末購入時に合わせてアンチ・ウイルスソフトのパッケージを購入していたため、製品のメーカーやバージョンが異なり、ウイルス対策ソフトのバージョン/定義ファイル(DAT )の更新は各ユーザーの手作業に頼っていた。

そこで、DAT などの更新に漏れがあるとそこから庁舎内外にウイルス感染を招き、ネットワークに蔓延する恐れがあった。可児市企画部市政情報課は、「これまで当市では幸いなことに個々のクライアントのレベルでウイルス感染を食い止めることができましたが、近隣の市ではネットワーク全体に感染が及んでネットワークが一時ストップするなど、深刻な被害を受けた例なども耳にしています。そう考えると今までは運が良かったと言えると思います。特に、2001 年はCodeBlown 、SirCam 、Nimda といった、悪質で感染力の強いコンピュータウイルスの発生もあり、本格的なウイルス対策を早急にネットワーク全体に行う必要に迫られていました」と説明する。


可児市では、インターネットとイントラネットに接続され今後も増加予定の約2000 台のコンピュータを一元管理できるコンピュータウイルス対策の検討を開始。

一時は、庁舎内にウイルス対策用のサーバを新規導入してネットワーク・ゲートウェイでの対策を検討したものの、構築・運用管理ともに多大なコストが掛かるだけでなく、既存のネットワークにも変更が必要となることが大きな課題となった。その中で企画部市政情報課が着目したのが、ASP型ウイルス対策サービス「Managed Total Protection」である。

Managed Total Protectionを利用すれば、ウイルス対策ソフトの一括導入をはじめ、ウイルススキャンエンジン/定義ファイル(DAT )の更新を、インターネットを通じてサービスの提供側ですべて代行し、自動的に行ってくれる。ネットワーク管理者の大きな負荷であるソフトウェアの運用・管理作業を大幅に削減でき、低コストでネットワークへの負荷も最小限に抑えることが可能だ。また、専任の管理者を置く余裕のない小中学校などでのウイルス対策に効果が見込まれた。今回の可児市のケースでは、マカフィー と提携するNTT- ME が、自社の総合セキュリティサービス「ME WAVE ウイルス対策ソリューション」の中の一つとしてManaged Total Protectionを提供、導入を行った。NTT- ME は、ウイルス対策とクライアント端末管理とを併せ、地方自治体向けに提案している。


「実際Managed Total Protectionと独自にサーバを導入した場合とを比較すると、五分の一のコストでありながら、我々の運用管理面の手間を省いて一元管理を実現すると共に、既存のネットワーク環境に変更を加えることなく導入が行えるなど、多くのメリットがありました」と同課は成果を強調する。

同課は続けてManaged Total Protectionの持つ独自の“Rumor ”機能を評価する。これは、各端末のソフト(エージェント)同士が通信して、ウイルス定義ファイルの情報を交換し、最も新しいファイルに自動更新するもの。1 つの端末がウイルス定義ファイルをサーバからダウンロードすると、他の端末はサーバではなく、その端末の最新ファイルを直接自身に適用するため、ネットワーク負荷を大きく削減できるのだ。

「また、当市の端末は導入時期によってW indows95 、98 、ME 、NT 、2000 とさまざまなバージョンが混在し、ハードウェアのスペックもバラバラですが、Managed Total ProtectionはどのOS にも対応し、導入の際にも、稼動開始後も順調で、ユーザーに特別な意識をさせることはありません」と語る。肝心のウイルス対策という面でも、すでにBadtrance 、Aliz などの駆除を行ったという成果を上げている。

こうして、可児市では、地方自治体として初となる大規模なASP 型ウイルス対策サービスの導入を行いManaged Total Protectionによって庁舎内、出先機関、小・中学校等を含めた可児市イントラネットに接続されている約二千台のコンピュータを一元管理するウイルス対策を強化。

当初の目的とした、全端末のウイルス定義ファイルの自動更新、導入・運用コストの削減を実現した。また、NTT- ME とマカフィー は今回の可児市の事例をベースに、今後とも協力してウイルス対策の導入、運用管理コストの削減を図るソリューションとして、地方自治体向けに営業活動をより積極的に展開すると共に、ウイルス対策技術者の育成、サポートサービスの強化を図っていく。

※上記の使用感がすべてのお客様で実感できることを保証するものではありません。詳しくは弊社パートナー、弊社営業、またはこちらまでお問い合わせください。

トップへ戻る