ニュースや出来事を悪用するオンライン詐欺

2011/03/23

McAfee Labsでは、サイバー犯罪者が祝日やスポーツイベント、災害をどのように利用しているかについて、何度もブログで取り上げてきました。実際に、毎年、バレンタインデーには通常より多くのオンライン詐欺が見られます。また、FIFAワールドカップやオリンピックなど、注目度の高いスポーツイベントも同様です。悪質な犯罪者は、ハイチ、チリ、日本で最近発生した地震のような災害ですら、ユーザーを罠にかけるために悪用します。そして、きっかけは異なるものの、これらの詐欺で使用される手法は、基本的に同じ手口です。

日本ではあまり馴染みがありませんが、3月17日は聖パトリックの祝日(セントパトリックスデー)という祭日です。アメリカでは、盛大なフェスティバルやパレードが、ニューヨークのマンハッタンなどで行われます。McAfee Labでは、その祭日に絡んだオンライン詐欺をいくつか確認しましたので、紹介します。

メールに記載されているアドレスにアクセスすると、「無料」のツールバーを配布している、あまり興味のわかない電子カードのサイトに誘導されます。ツールバーはFunWebという名前で検出されます。これよりも次の事例の方が興味深いと思います。

読んでわかるように、いきなりオンラインでの儲け話が始まります。また、ユーザーを誘導するサイトを隠すため、短縮URLが使用されています。もはや短縮URLは、オンライン詐欺における常套手段となっています。短縮URLにアクセスする際は、そのままクリックせず、一度 ダウンロードして読んでください。

この短縮リンクをクリックすると、以下のサイトに誘導されます。

このサイトでは、インターネット百万長者になる方法、知識、ソフトウェアを販売していました。オンライン詐欺の多くは、送られてくる内容と全く関係ありません。ただこの手口にはある一定の効果があるため、今後、この手のオンライン詐欺が無くなることは考えらないでしょう。

大きなニュースとなる祝日やスポーツイベント、災害の際には、サイバー犯罪者がユーザーを罠に陥れようと狙っていることを忘れないでください。セキュリティソフトをアップデートし、常に最新の状態にして、身を守りましょう。