DefCon Kids開催の意義:セキュリティ教育は青少年から

2011/09/12

ラスベガスで8月6日から7日にかけ、「DEFCON Kids」が開かれました。DefCon Kidsは8〜16歳の子供にハッカーのノウハウに関連するスキルや知識を紹介するために企画されました。会場では、駆け出しのハッカーが、親と一緒に、Googleのハッキング、はんだ付けの基礎、TCP/IPパケットのキャプチャと解析、暗号学入門などのワークショップに参加していました。ジョニー・ロング(Johnny Long)、クリス・ハドナギー(Chris Hadnagy)、ディビアント・オーラム(Deviant Olam)といったセキュリティ業界の有名人が、これらのスキルを実践的に教えました。さらに、NSA(国家安全保障局)、DHS(国土安全保障省)などの連邦機関が文献、動くエニグマ暗号機などの展示品を提供し、講演者を派遣しました。

カンファレンス初日には、DefConに初参加する保護者が見られ、個性に富んだ参加者を眺めながら、これで良かったのか悩む父親や母親が子供をそばに引き寄せていました。一方で、子供たちの様子は違いました。彼らは、ハードウェアのハッキングやピッキングのコーナーを横切るたびに、目を輝かせていました。不安を乗り越えようと、子供たちはソーシャルエンジニアリングのスキルを駆使し、一緒にやってみようと説得していました。初めてトランジスターを回路基板にはんだ付けしたときの発見のパワーによって、親の警戒心は誇りと喜びに変わりました。すぐに親も積極的に参加するようになり、子供たちのあとを追いながら、見識を分かち合っていました。DefCon Kidsは、子供たちの安全を確保するため、監視された環境を提供しながら、子供たちが親に働きかけ、一緒に発見の旅に出られるように企画されていました。

DefCon Kidsが意図した通り、DefConは子供たちにとって遊びの場となりました。この感情は周囲に広がり、最終日には、筋金入りのハッカーも興奮している模様が見受けられました。そしてハッカーたちは、これらの若い発見者たちの束の間の指導者になることに喜びを見出していました。

DefCon Kidsの導入は、学生、専門家、さらには子供たちの間でサイバーセキュリティ教育の重要性が高まっていることを浮き彫りにしています。U.S. Cyber Challengeの記事によると、サイバーセキュリティの仕事は今後10年間で急成長する分野のひとつです。DefCon Kidsは、若いプロが将来、セキュリティ専門家を常に脅かし、ますます高度化するサイバー攻撃に対抗できるよう、青少年のサイバーセキュリティスキルを開発していく一助となるでしょう。

※本ページの内容はMcAfee Blogの抄訳です。
原文:Security Awareness Education Begins with the Youth