・悪質なFlashファイルの実行時にCVE2012-4792を利用しようとします。
Exploit-CVE2012-4792は、解放後使用による実行の脆弱性を利用してリモートサーバから悪質なペイロードをダウンロードし、ターゲットコンピュータに侵入する悪質なHTMLファイルです。この脆弱性により、クラッシュが発生し、攻撃者が影響を受けるシステムを制御できるようになる可能性があります。ダウンロードされる実行ファイルは、マカフィーが「BackDoor-FKE」という名前で検出するBackDoorの亜種です。
・作成されたHTMLファイルは「Exploit-CVE2012-4792」、Internet Explorerのヒープスプレーに使われるSWFファイルは「SWF/Exploit-Shellcode」という名前で検出されます。
・SWF/Exploit-Shellcodeはシェルコードの実行をロードしようとするファイルで、これによりAdobe Flash Playerがクラッシュし、任意のコードが実行されます。
・これらのSWFファイルにはプラットフォームによって2種類のシェルコードが組み込まれています。SWF/Exploit-ShellcodeはExploit-CVE2012-4792の一部です。
・ヒープスプレーの仕組みは両方のシェルコードで同じです。不正なSWF構造のアンパック(DoABC)タグは以下の画像のとおりです。

図1. シェルコード
・脆弱性の利用に成功すると、シェルコードがAdobe Flash Playerのメモリアドレス空間にロードされます。シェルコードはヒープスプレーを実行し、脆弱性の利用の最初の部分でダウンロードされたバイナリを復号化します(Exploit-CVE2012-4792)。

図2. 復号化の分解図
・上記の画像から、XORキー(0x83)により悪質なバイナリが「XOR化」されていることが分かります。