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インターネット セキュリティ

悪用も目立ち始めたメインストリームの AI ツール

楽しい定型詩とか、変てこな肖像画、バズるくらい笑える動画。人工知能 (AI) がやってくれるのはそういったものだけではありません。ChatGPT や Bard、DALL-E、Craiyon、Voice.ai など、人気のあるいくつもの AI ツールは、暇つぶしだけでなく、学校の宿題や職場の仕事にも実に便利です。しかし、サイバー犯罪者もこうした AI ツールを悪用しており、フィッシング、ビッシング、マルウェア、ソーシャル エンジニアリングなどがまったく新しい広がりを見せています。 この記事では、詐欺に AI が使われた最近の事例と、万一にも遭遇したときに気づくための目安をいくつかまとめました。  1. AI 音声詐欺 ビッシング、つまり電話を使うフィッシングは、目新しいものではありません。しかし、AI の音声で模倣できるようになったため、最近の詐欺電話はかつてないほど説得力が増しています。アリゾナ州では、誘拐を告げる偽電話のために、ある一家が数分間とはいえパニックに陥ったことがあります。その家の母親が、娘を誘拐したと告げ身代金を要求する電話を受けたのです。電話口からは、間違いなくわが子の声が聞こえてきましたが、最終的には AI...

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