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ファミリー セーフティ

新学期:リモート授業の世界におけるプライバシーへの懸念

新学期が始まると、多くの生徒が教室に戻ってきます。一方でハイブリッド学習やリモート学習をずっと続けることを選んだ学生もいます。残念ながら、後者を選んだ家庭にとってリモート学習は、オンライン上のプライバシーを犠牲にしてしまいかねません。 実際のオンライン授業の受講状況について、内閣府が実施した調査結果によると、大学生の実に6割以上がオンライン授業に対して、できるだけオンラインで受けたい、または対面授業と併用する場合でも半分以上はオンライン授業を希望すると回答しました。 このように日本ではコロナパンデミックをきっかけに、オンライン授業の需要が増加していますが、一方でデータプライバシーが危険にさらされる可能性が高くなってしまうのも事実です。オンライン授業が浸透することによって、どのような危険や保護対策があるのかを今一度見直す必要あります。 プライバシーを重視したポリシー リモート学習中の子供のプライバシーを守るには、保護者、生徒、学校の三位一体での協力体制が必要不可欠です。まずその第一歩として、各地区でのプライバシーに関する取り扱いを理解することが重要です。そのためには、同意したデータの使用方法、データの二次利用、およびデータ収集と保存方法について、詳しく見ていきましょう。 一般的なプライバシーに関する格差 The Center for Democracy and Technologyによると、学校側が子供達のプライバシーを危険にさらす可能性のある領域は5つあるようです。 1.デジタル調査 生徒のデータを使用して需要を調査し、その結果を踏まえたデバイスプログラムを開始することは、プライバシーに危険を及ぼす可能性があります。 疑問:デジタルアクセス全般を調査するために、学校は子供達のデータを集めました。そのデータはどのように使用されるのでしょうか? 2.データの共有 ブロードバンドやデバイスのプロバイダーなどの第三者を通して生徒のデータを共有することは、一般的に行われていることではありますが、これはプライバシーを危険にさらしてしまう可能性があります。 疑問:遠方に住んでいる生徒と繋ぐために、学校は子供のデータをプロバイダーを通して共有しました。もし、データが第三者に使用された場合に学校は責任が取れるのでしょうか?また、データの使用規約は表示できますか? 3.監視に関する規約 今、学校には先生が生徒の学習状況を監視可能なアプリがあります。...

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