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家庭におけるデジタルシフト

 

オンラインで授業に出席し、隣の両親はオンライン会議。週末は「リモート飲み会」やオンラインのイベントを楽しむ……。外出自粛といったきっかけもあって、プライベートから学校・仕事まで、ネットを介したコミュニケーションがますます身近になっています。今後は日常が戻っていくなかで、テレワークといった「デジタルシフト」がいっそう進んでいくといわれます。この機会に、パソコンやスマホを買い換え・買い増ししたり、複数のデバイスを持ったりと、デジタル環境を整備しようという方も多いのではないでしょうか。

ここで気になるのが、使わなくなったデバイスをどうするか。パソコンやスマホには大事なデータが詰まっているだけに、第三者の悪用といった心配の種は尽きません。どのように古いデバイスやデータの管理や処分を行えばいいのか、ポイントをまとめました。

パソコンやハードディスク、不用意に捨てるとリスクがある

 

「最近、起動が遅くなった」「保存容量が足りない」「使用中に固まってどうしよう」。古いパソコンを使い続けていると、頻繁な“マシントラブル”が起こります。OSのサポートが切れれば、セキュリティホールがあってもリスクに対処できないことに。そんなリスクを避けるためにも、パソコンは一定年数ごとに買い換えるのがおすすめといえるでしょう。新しいパソコンを入手したら、最初にするのは今までのデータのお引っ越し。大量のデータの移行には時間が掛かるので、余裕のある時を選んで実行しましょう。

手軽に行うのであれば、外付けHDD(ハードディスクドライブ)といった、容量に余裕があって取り回しやすい外部記憶機器を使用するのがおすすめです。不要なデータはこの機会に消して、必要なファイルを外部記憶機器にコピーし、そこから新しいパソコンのフォルダに移すだけ。ブラウザやメールなどのログイン情報が分からなくならないように、アプリケーションのインポート・エクスポート機能を利用するか、しっかりメモしておくのもお忘れなく。もしくはデータ転送ソフトなどを使えば、画面の表示に従って操作していけば良いので簡単です。通信環境が整っていれば、Google Driveなどオンラインストレージにバックアップを取るのも一案。ネットがつながる場所なら、新しいデバイスにファイルを転送する時だけではなく、複数デバイスで同じデータを使ったり、家族や仕事のチームでデータを共有したりするにも便利です。

古いパソコンを処分したり、譲ったりする場合、気を付けたいのがデータの削除。「ゴミ箱を空にする」を選んでも、「初期化」ボタンを押しても、実はデータは残っているのです。万が一にも望まない復元をされないようにするには何をすればいいのでしょうか。まず必要なデータのバックアップや新しいパソコンへの移行が終わったら、すぐにメールやSNS、クラウドサービスなどパソコン本体に保存されたアカウントはすべて削除を。次に内蔵HDDのデータを破棄します。パソコンのデータは画面上で削除して、見た目には読み込めなくなったとしても、HDD上の保存領域は上書きされずに残されています。そのため復元ソフトや知識のある技術者の手に掛かれば、容易に復元されてしまうのです。これを防ぐには、削除したデータ領域そのものを上書きすることですが、通常の操作では難しいため、専用のソフトを使う必要があるでしょう。マカフィー製品でも「シュレッダー」機能として提供しています。またもう使わなくなるのなら、機械そのものを、物理的に破壊してしまうのも確実な方法といえます。

機種でも異なるスマホの処理

 

最も身近なデバイスであるスマホ。友だちや家族の連絡先、ブックマーク、音楽や動画、アプリなどの履歴から健康状態、メッセージのやり取りまで、きっと“日常すべて”が詰まっているでしょう。買い換えの際には、大量のデータをしっかり移行し、しっかり消去しておきたいところです。スマホのバックアップや移行には、iCloudやGoogle Driveを使うこともできますが、Wi-Fiの状態や上限容量の制限があるかもしれません。そんな時にはパソコンに接続してのバックアップを行ったり、Androidの一部機種にはSDカードスロットがあるのでそれを利用したりする方法もあります。

そして、古い方のスマホはどうしているでしょうか。スマホの場合には破棄するより、下取りに出したり、家族や友達に譲ったりすることが多いでしょう。しっかりリセットしておかないと、悪用やのぞき見が心配です。iPhoneの場合は、設定画面から進んでいくと、標準で「リセット」機能が設けられています。この機能を利用すると、旧データのあった場所は暗号化されて、仮にデータが残っていてもアクセス不可能に。いわば工場出荷時のような状態にできるのです。Androidにも「工場出荷前の状態にリセット」という初期化機能がありますが、こちらは暗号化まではされない場合も。初期化をする前に「端末を暗号化」という機能を適用して、第三者には読み込めないようにしておくと安心でしょう。

iPhoneの初期化の具体的な手順は こちら、Androidについては こちら などに情報がありますので、参考にしてみてください。

※おサイフケータイの機能を使用している場合、ユーザーが自分で情報を削除することはできないため、キャリアショップで手続きする必要がります。SIMロックフリー端末の場合はメーカーに問い合わせてください。