巧みな手口で狙われるスマホユーザー
これまでの主な手口は、ユーザーがネット検索した結果やメールからの誘導でした。しかし最近では公式ストアやサービスを悪用したケースが出てきています。そんな詐欺アプリのパターンをいくつかご紹介します。
Android公式アプリストア「Google Play」で発見された詐欺アプリ
詐欺アプリだと気付かずに実行してしまい、高額なサービス料金を請求されるパターンです。ユーザーが何度か単純なクリック操作を行うと、「入会(登録)が完了した」旨を告知し料金請求画面が出現します。音声接続サービス詐欺アプリも発見されました。アダルトなストーリーが聴けるサービスを用意して、「今すぐ聴いてみる」ボタンへ誘導。クリックすると端末の電話アプリが立ち上がり、電話を発信すると不当な高額請求が発生します。
トラフィックエクスチェンジサービスの悪用
最近発見された手口が「トラフィックエクスチェンジサービス」を悪用したものです。トラフィックエクスチェンジサービスとは、サイトを紹介し合うことで互いのアクセス数をアップする仕組みで、困ったことにそれを悪用して、詐欺サイトを訪問させる犯罪者が存在しています。もしこのような詐欺サイトへ誘導されてしまい、突然のサービス登録通知や料金請求に遭遇しても、決して指示に従ってはなりません。