調査から見えてきた、カップル間のデジタルプライバシー現況
デジタルプライバシーの調査によると、回答した女性の半数近い46.9%がパートナーや友人とプライベートのメールや写真を共有していました(男性は27.8%)。また、オンラインショッピングサイトのIDやパスワード、銀行口座番号をシェアしている割合は、未婚者に比べ既婚者が5倍高いという結果が出ました。このように、人間関係が近くなるほど互いの個人情報を共有する割合は高まっています。ただその一方で、回答者のうち50%が「交際相手や配偶者がプライベートな写真やメッセージをSNSなどに公開する可能性がある」と考えており、その割合は男性が6割、女性が4割で、男性のほうがリスクを感じているようです。
こうしたリスクが現実問題となるのが"別れた後"です。回答者の1割は「個人情報を含むメールや写真を送ったことを別れた後に後悔している」と答え、未婚女性では2割に達します。さらに、「デジタルデバイスから写真をすべて消去した(23.3%)」「SNSのつながりから消去またはアカウント自体を削除した(18.9%)」という結果も出ています。実際に共有データを悪用したり、されたりした経験のある回答者は全体平均で約5%おり、未婚女性では12%と高い数字を示しました。