ネットにつながるすべてのデバイスにオンラインの脅威
オンライン上では、新しいデバイスやOS (オペレーティングシステム)が市場に登場して普及するにつれ、それらをターゲットにしたサイバー犯罪者の動きも活発になってきます。WindowsやMacはもちろん、スマートフォンやタブレットが急速に普及している現在は、モバイルデバイスに感染するマルウェアや、悪質なモバイルサイトといった脅威も増えています。
また、銀行の残高確認などの機会が増える年末年始は、SMS (ショートメッセージングサービス)を利用し、スマホや携帯電話に銀行を装ってアカウント確認の偽メールを送りフィッシングサイトに誘導する、「スミッシング」などのオンライン詐欺も増えています。
一方、iPad、Xbox 360、Nintendo Wiiなどのゲーム機やエンターテイメントデバイスも、みなインターネットに接続することができるため、マルウェアに感染する可能性があります。特に子どもたちの利用には注意が必要で、チャットの相手が悪意を持っていたり、知らぬ間に高額のアプリケーションをダウンロードして、親の口座に料金が請求されてしまうような危険もあります。スマホやタブレットはもちろん、ゲーム機であっても、ネットにつながる限りはオンラインの脅威があることを常に意識してください。