多くの人が詐欺被害に遭うのは、警戒信号を無視するからではありません。
警戒信号を無視するそれなりの理由を見つけてしまうからです。
ウェブサイトに少し違和感があっても、あまりにも魅力的な価格に惹かれてしまう。予期していなかった SMS だが、ちょうど荷物が来るのを待っているところだった。なじみのない販売元だが、見逃せないほどの大幅割引だ。
だからこそ、大規模なセールは詐欺師にとって格好の標的となるわけです。
マカフィーの最新調査によると、家計の負担によりこうした問題はさらに深刻になっている可能性があります。消費者の 21% が、価格の安い商品であれば事前に確認せずに信用すると回答しているからです。つまり、物価上昇が続くなかで、きわめて好条件の取引に対し、本当に大丈夫だろうかと疑うことなく詐欺に巻きこまれるリスクが高まっているのです。
「詐欺被害に遭ったことのある多くの人が、自分なら詐欺を見抜けると思っていました」。マカフィーの脅威リサーチ責任者アビシェク・カルニクは、消費者にこう呼びかけています。
「このような自信はまさに詐欺師が利用する心理のひとつです。こうした瞬間に便利なのがマカフィー詐欺検知のようなツールです。不審なリンクやメッセージ、割引・特典をリアルタイムで検知し、一瞬の判断が高額な被害となる前に警告します」
お得な商品探しに潜むリスクが、マカフィー最新調査で明らかに
多くの消費者が自分は詐欺を見抜けると思っています。しかし、マカフィー最新調査によると、多くの人が知らず知らずのうちに詐欺被害のリスクを高める行動を取っていることがわかりました。
物価上昇がショッピングにおける行動のリスクを高める
家計の負担により、オンライン ショッピングでの消費者行動に変化が起きています。
マカフィーの調査では、以下のことが明らかになりました。
- 61% がオンライン ショッピング時に最安値の商品を優先して探している
- 40% 購入前にお得な商品を探す時間が増えた
- 21% が価格の安い商品を事前に確認せずに信用する
- 17% がお得感が強ければ販売者を調べずに購入する
- 21% が価格の安さを理由になじみのない販売者の利用も検討する
- 19% がセールが終わる前に購入しなければというプレッシャーを感じる
お買い得商品を見つけようとする消費者のこうした行動は同時に、詐欺被害に遭いやすい要因にもなりかねません。
カルニクは次のように述べています。「今回のデータが示しているのは、家計の負担が結果として詐欺師の仕事の一部を肩代わりしているということです。消費者が信頼性よりも価格を重視してすぐに行動する心理状態になっていると、不正なリンクのクリックや購入へと誘導するには以前ほどの労力がかかりません」

オンライン ショッピング詐欺による日本人の金銭的被害が増加
調査では、以下のとおり消費者が深刻な金銭的被害に遭っていることが明らかになりました。
- 26% がオンライン ショッピング詐欺や不正行為により金銭的被害に遭ったことがあると回答
- 62% の詐欺被害者が 8,000 円超の損失を被った
- 6% が 8,000 円~15,999 円の損失を被った
- 12% が 16,000 円以上の損失を被った
- 41% が詐欺による被害額をまったく取り戻せなかった

AI によってオンライン ショッピング詐欺の検出は困難に
人工知能 (AI) が詐欺の世界を変えつつあることは、消費者にもだいぶ認識されるようになっています。
マカフィーの調査で、以下のことが判明しました。
- 89% が AI 生成されたコンテンツのせいでオンライン ショッピング詐欺は見分けにくくなったと同意している
- 3 分の 2 近くが、AI 生成の疑惑も含めて疑わしいオンライン ショッピングのコンテンツに遭遇したことがある
「消費者はこれまで、拙い文法、粗悪な画像、ブランド イメージとのズレといったお決まりの兆候を目印にしてきましたが、もうそれは通用しなくなりました。説得力のある偽コンテンツを作成するコストが AI によってほぼゼロになったからです」。カルニクはこうアドバイスしています。
詐欺師が作り出しているのは、偽のランディング ページにとどまりません。
カルニクは続けます。「偽のレビュー欄、大手小売店から届いたとしか思えないなりすましのメッセージ、リアルなロゴ、信憑性の高い URL などの生成にも AI は使われています。オンライン ショッピングの際には、こうした新しい AI の現実を踏まえて予測を改める必要があります」

大型セールの時期に特によくあるオンライン ショッピング詐欺の手口
詐欺師は消費者の関心に敏感です。
大勢の人がいっせいにお得な商品を検索する時期になると、詐欺師は必ず偽のウェブサイトを作成し、小売店や配送会社になりすまします。そのうえで、消費者の焦りを利用して考えるより前に行動するようあおります。
大型セールの時期に消費者が特に遭遇しそうな手口と、警戒すべき危険信号を以下の表にまとめました。
| 詐欺のタイプ | 仕組み | 危険信号 |
| 偽のオンライン ショッピング サイト | 偽のウェブサイトが本物の小売店に偽装し、金銭を集めたあとで消える | 価格が他社より大幅に低い、企業情報がほとんどない、ウェブサイトの作成が新しい |
| 偽の SNS 広告 | 広告にあった商品が届かない、あるいは模造品である | 信じられないほど値引き率が高い、レビューが少ない、無名のブランド |
| 配送通知詐欺 | 配送に問題があったという偽の通知が届く | 予期していない SNS、疑わしいリンク、支払い請求 |
| 小売店なりすまし詐欺 | アカウントや注文に問題があるというメールが届く | 急がせる文言、ログイン要求、見覚えのない差出人アドレス |
| QR コード詐欺 | QR コードを使うと詐欺ウェブサイトにリダイレクトされる | チラシ、ポスター、パッケージ、公的な場に掲載されている QR コード |
| ブラッシング詐欺 | 玄関先に勝手に荷物が届く | 注文したことのない商品、コードのスキャンやレビュー投稿を求める文章 |
| 偽リコール詐欺 | 最近購入した商品でリコールが発生したというメールが届く | 支払い、アカウントのクレデンシャル、個人情報などの請求 |
マカフィーの調査によると、大型セールの時期に消費者が遭遇したという報告が多いのは、偽の出荷通知 、配送詐欺、小売店なりすまし詐欺、アカウント アラート、不審な割引広告です。
マカフィーのセキュリティ対策
McAfee+ アドバンスでは、損害が発生する前に以下のような多重の保護層が連携します。
- 詐欺対策は、ユーザーが反応する前に、疑わしい SMS、メール、リンク、QR コード、さらにはディープフェイクを判別します。
- セキュア VPN はユーザー データのプライバシーを、特に公共 Wi-Fi 上で保護します。
- ウェブ保護は、仮にうっかりクリックしてしまった場合でも、危険なサイトをブロックします。
- パスワード マネージャーは、重複しない強力なパスワードを作成したうえで、自動的に保存、整理します。
- デバイス セキュリティは、悪意のあるアプリやダウンロードを検出します。
- ID モニタリングは、ユーザーの個人情報が本来あるべきではない場所で見つかった場合に、速やかに対処できるようにアラートを発します。
- パーソナル データ クリーンアップは、個人情報を販売しているサイトから個人情報を削除します。
- オンライン アカウント クリーンアップは、ウェブ上で自分も忘れてしまった古いアカウントを削除するときに便利です。
- ソーシャル プライバシー マネージャーでは、SNS 上のプライバシー設定を監視し、数回のクリックで変更できます。
以上の保護機能が連携して、毎日のようにユーザーが直面する多種多様なオンラインのリスクに対処できるよう設計されています。
また、6 月 23 日から 26 日まで開催される今回の Amazon Prime Day では、マカフィーもリアルタイム保護機能を期間限定で割引販売します。詳しくはこちらをクリックしてください。
マカフィーの消費者調査について
マカフィーは、米国、英国、フランス、ドイツ、日本で 5,000 人を対象に実施した調査の一環として 5 月 26 日に成人 1,000 人に対するアンケートを実施し、オンライン ショッピングの目的、詐欺に対する意識、購入時の行動について質問しました。